プレミアリーグ第36節が14日に行われ、ニューカッスルとマンチェスター・Cが対戦した。
王者マンチェスター・Cと16位ニューカッスルの一戦。マンチェスター・Cは前節のチェルシー戦から先発メンバーを6名入れ替え、GKスコット・カーソンがマンチェスター・Cでの公式戦初出場を果たし、ウェスト・ブロムウィッチ在籍時の2011年5月以来、10年ぶりのプレミアリーグ出場となった。ニューカッスルは前節のレスター戦で4得点で勝利を収めており、上位浮上を狙う。
アウェイのマンチェスター・Cは8分、右サイドからの折り返しを受けたガブリエウ・ジェズスがエリア手前から右足でボレーシュートを放つが、これはゴール左に外れる。マンチェスター・Cは12分にもチャンスを迎える。イルカイ・ギュンドアンがエリア内右から右足でシュートを放つが、これも枠を捉えることはできない。
一方のニューカッスルは24分、ロングボール1本で右サイドの裏へ抜けたアラン・サン・マクシマンがゴール前中央のジョエリントンに送ると、右足でボレーシュートを放つ。しかし、カイル・ウォーカーにブロックされた。しかし、ニューカッスルは直後の25分、試合を動かす。CKにエミル・クラフスがヘディングで合わせて先制に成功した。
ニューカッスルは35分、エリア手前でFKを獲得すると、ジョンジョ・シェルヴェイがこれを直接狙う。しかし、ボールはクロスバーを直撃。惜しくも追加点とはならない。先制されたマンチェスター・Cは39分、同点に追いつく。エリア左でボールを受けたロドリが後方へ落とし、これをジョアン・カンセロが右足でダイレクトシュート。ボールは相手ディフェンダーに当たってゴール右下に吸い込まれた。
さらにマンチェスター・Cは直後の42分、左サイドのFKを獲得すると、ギュンドアンがクロスを上げる。これにフェラン・トーレスが右足のかかとで合わせ、ゴール左に決めて逆転に成功した。
ニューカッスルは前半アディショナルタイム3分、エリア内右を仕掛けたジョエリントンがネイサン・アケに倒されると、VARが介入した結果、PKを獲得。後半アディショナルタイム6分、ジョエリントンがこれをゴール左に決めて同点とした。
同点で後半へ折り返したニューカッスルは61分、スピードに乗ったドリブルでエリア内左に侵入したジョー・ウィロックがウォーカーに倒されると、再びPKを獲得する。これをジョー・ウィロックがゴール右下に蹴るとGKカーソンに止められるが、自ら左足で押し込んで逆転に成功した。
しかし、マンチェスター・Cもすぐに同点に追いつく。64分、ジェズスがエリア内右を縦に突破し、中央へ折り返す。これにフェラン・トーレスが左足で合わせて同点とした。さらにマンチェスター・Cは66分、左サイドのエリア手前からカンセロが右足でシュートを放つと、ボールはゴールポストを直撃。跳ね返りをフェラン・トーレスが押し込んで再び逆転に成功した。
試合はこのまま終了。マンチェスター・Cが打ち合いを制し、公式戦2試合ぶりの白星を収めた。また、フェラン・トーレスはキャリア初のハットトリックを達成した。ニューカッスルは2戦ぶりの黒星となった。
次節、ニューカッスルは19日にホームでシェフィールド・Uと、マンチェスター・Cは18日にアウェイでブライトンと対戦する。
【スコア】
ニューカッスル 3−4 マンチェスター・C
【得点者】
1−0 25分 エミル・クラフス(ニューカッスル)
1−1 39分 ジョアン・カンセロ(マンチェスター・C)
1−2 42分 フェラン・トーレス(マンチェスター・C)
2−2 45+6分 ジョエリントン(PK/ニューカッスル)
3−2 62分 ジョー・ウィロック(ニューカッスル)
3−3 64分 フェラン・トーレス(マンチェスター・C)
3−4 66分 フェラン・トーレス(マンチェスター・C)