マンチェスター・Uに所属するブラジル代表MFフレッジが、またもSNS上で人種差別的な発言を受けたようだ。14日、イギリスメディア『BBC』が報じている。
『BBC』によると、フレッジは13日の第34節リヴァプール戦に2−4で敗れた後、自身のインスタグラムアカウントに人種差別的な発言を書きこまれた模様。インスタグラム側は多くの人種差別コメントを削除し、悪質性の高い一部のアカウントを無効にしたという。
インスタグラムを所有するフェイスブックの広報担当者は「フレッジへの人種差別コメントは容認できないものであり、インスタグラムではそういった行為を望んでいない」と声明を発表している。
フレッジが人種差別的な発言を受けたのは、これが初めてではない。2021年3月には、FAカップ準々決勝のレスター戦後に、同じくSNS上で人種差別被害に遭っている。
繰り返されるSNS上での人種差別コメントを踏まえ、プレミアリーグでは「ソーシャルメディア・ボイコット活動」が行われたばかり。FA(イングランドサッカー協会)、EFL(イングリッシュ・フットボールリーグ)、FA WSL(女子スーパーリーグ)、プレミアリーグの各クラブが加わったこのボイコット活動は、2021年4月30日から4日間続けられた。しかし、今回フレッジが受けた人種差別被害は、活動から2週間も経たないうちに起こってしまったことになる。今後、根深いテーマである人種差別問題に対してどのような対応が取られるのか、注目が集まる。