フランクフルト、CL遠のく痛恨の黒星…鎌田が今季12アシスト目も最下位シャルケに4失点敗戦

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2021年05月16日 00:30  サッカーキング

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シャルケとフランクフルトが対戦した [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第33節が15日に行われ、MF長谷部誠とMF鎌田大地が所属するフランクフルトは敵地でシャルケと対戦した。長谷部は3試合連続のスタメンとなり、フル出場。鎌田は6試合連続のスタメン出場を果たし、66分までプレーした。

 前節にマインツと引き分け、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の5位に転落したフランクフルト。クラブ初のCL出場に望みをつなぐためにも、すでに降格が決定しているシャルケから勝ち点「3」を奪うことが絶対条件のなか、15分にPKの流れから先行を許してしまう。シャルケにPKを与えると、フランクフルトの守護神ケヴィン・トラップはクラース・ヤン・フンテラールのキックをストップ。しかし、こぼれ球をフンテラールに押し込まれた。

 フランクフルトは29分に追いつく。アミン・ユネスが左サイドからゴールに向かうクロスを送ると、飛び出してきた相手GKは触ることができず、ボールはファーサイドのアンドレ・シウヴァに渡る。A・シウヴァは冷静に頭で無人のゴールに流し込んだ。

 同点で折り返すと、フランクフルトは51分に逆転する。鎌田が左のコーナーキックからニアにボールを送ると、エヴァン・ヌディカが頭で合わせた。鎌田は今季のアシスト数を「12」に伸ばした。しかし、その直後にシャルケが試合を振り出しに戻す。自陣でのボール奪取から速攻を展開。フンテラールのフリックにブレンディ・イドリツィが抜け出し、勢いに乗ったままゴール左下隅に流し込んだ。

 すると60分、シャルケが勝ち越す。中央でのボール奪取から素早く攻撃に転じると、右に開いて受けたマシュー・ホッペが中央へ切り込んで絶妙のスルーパス。抜け出したフロリアン・フリックがゴール左下隅に流し込んだ。さらに64分、シャルケはゴンサロ・パシエンシアのハーフウェーライン付近でのポストプレーから、ホッペが抜け出す。左サイドを独走してペナルティエリアまで運んだホッペは、右足でゴール右下隅に流し込んだ。

 フランクフルトは72分、コーナーキックの流れから1点を返す。ルカ・ヨヴィッチのシュートは相手GKに防がれると、こぼれ球にA・シウヴァが反応。1度目は相手DFにブロックされるが、2度目を押し込み、A・シウヴァは今季得点数を「27」に伸ばした。

 試合はこのまま終了し、シャルケは5試合ぶりの白星で今季3勝目。フランクフルトは2試合ぶりの黒星で3戦未勝利となり、来季のCL出場権獲得からまた一歩遠ざかった。16日に試合を控える3位ヴォルフスブルクと4位ドルトムントの結果次第では、最終節を前に5位が確定する可能性もある。

 最終節は22日に行われ、シャルケはアウェイでケルンと、フランクフルトはホームでフライブルクと対戦する。

【スコア】
シャルケ 4−3 フランクフルト

【得点者】
1−0 15分 クラース・ヤン・フンテラール(シャルケ)
1−1 29分 アンドレ・シウヴァ(フランクフルト)
1−2 51分 エヴァン・ヌディカ(フランクフルト)
2−2 52分 ブレンディ・イドリツィ(シャルケ)
3−2 60分 フロリアン・フリック(シャルケ)
4−2 64分 マシュー・ホッペ(シャルケ)
4−3 72分 アンドレ・シウヴァ(フランクフルト)

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