『SLAM DUNK』赤木、魚住、牧……上司にするなら誰? それぞれのリーダー像を考察

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2021年05月16日 10:01  リアルサウンド

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写真『SLAM DUNK 完全版(3)』
『SLAM DUNK 完全版(3)』

 キャプテン。チームのリーダーであり、先頭に立って仲間をまとめる立場の人間。絶対に欠かせない、必要な存在はあるとはいえ、一概にこうあるべきという決まりはなく、誰が最適かはチームによってそれぞれだろう。チームの数だけ理想のキャプテン像があるのだ。今回は『SLAM DUNK』に登場したキャプテンを何名か取り上げ、彼らがどういったキャプテンであるかをタイプ分けし、比較、考察しつつ、理想の上司になれるのは誰なのか、探っていこうと思う。


■魚住は後輩に好かれるタイプ?


関連:【画像】魚住純(陵南)が表紙の『SLAM DUNK 完全版(13)』画像


◯赤木剛憲(湘北)……求道者タイプ


 バスケを愛し、バスケに身も心も捧げ、殉じている赤木はさながら求道者のようだ。ほかのどのチームメイトよりも深いバスケ愛、バスケに対する真摯な思いで周りの人間を引っ張っていく。それゆえに目指す道が同じ人間が多いチームではうまくいくが、そうでないと、あまりのストイックさについていくのが困難なゆえに、人を選ぶリーダーであると言える。


 作中でも描かれていることであるが、素行の良し悪しはさておき、バスケに対する思いを共にできる仲間とようやく知り合えた赤木は、そこで初めて彼の持つキャプテンとしての資質を開花できたと言えるだろう。


◯魚住純(陵南)……縁の下の力持ちタイプ


 強豪陵南を支えるキャプテン、ビッグ・ジュンはセンスよりも努力でのし上がってきたタイプ。自分が凡人だとわかっているからこそ、努力を惜しまないし、天才に嫉妬することもない。ほかのメンバーが力を存分に発揮できるように、その礎となるべくチームの土台を支えるタイプ。


 ”努力”というのがベースにある以上、ほかのメンバーからセンスのなさを蔑まされたり軽んじられることもない。後輩からは頼りにされるタイプなのではないだろうか?


◯藤真健司(翔陽)……ハイスペックタイプ


 翔陽の主将兼監督である藤真。その肩書きが示すとおりの有能ぶり(おまけにイケメン)には、神が一人の人間に多くの才能を与えすぎていて嫉妬を覚えるレベルである。特筆すべきはこの年でプレーヤーとマネージャーの役割を理解して、それぞれで求められるタスクを完璧にこなしていること。


 その頭の良さと実行能力、それにイケメンが加わったら、バスケをしなくても社会でいちばん成功できるタイプかもしれない。同性からはやっかみの目で見られそうだが……。


◯牧紳一(海南)……オスとして強いタイプ


 海南の象徴・牧は恵まれた身体能力に技術とセンスを備え、努力を惜しまずメンタル的の強さも兼ね備えている。敵チームとのトラッシュトークでも会話術は高く、オンオフの切り替えもはっきりしている。圧倒的な人間としての余裕、器の大きさが感じられ、単純にオスとして優れているタイプの人間であるし、そのオスとしての魅力は性別を問わず人を惹きつけるものがあるだろう。


 彼もまたなにをやっても成功するタイプの人間ではあるが、向上心が強い人間にとってはオスとしての人間力の差を見せつけられて、自分の限界を否応なしにつきつけられる現実に直面させられることになりかねない。その意味では、そばにいてほしくないと思うかも。


◯南烈(豊玉)……ボス猿タイプ


 南の場合は言うまでもなく、気性の荒い連中の中で一番強い人間が頂点に立っているタイプである。己の力を示せるうちは周りもついてくるが、いざ弱いところを見せると途端に求心力を失いがち。


 ただ、南自身は根底にバスケに対するピュアな気持ちを持ち合わせているので、それを知っている人間は別の思いを抱くだろう。だが、いかんせんそういう自分を見せるのが苦手なタイプなので、その本質を知るのに周りは苦労しそうである。


■正論で突き詰めるタイプの上司?


◯深津一成(山王)……泰然自若タイプ


 ことスポーツにおいては内なるエモーションを爆発させてプレーすることでパフォーマンスを上げたり、周囲(観客も含めて)を巻き込むことが良しとされることが一般的だが、深津は真逆のタイプである。常に冷静沈着であり、その洞察力の高さで物事の本質を見抜き、実行にうつす。冷静ゆえにその判断がブレることもなく、発する言葉には説得力がある。


 あまりにも正論すぎて、逃げ道のないひとことは凡人にはキツいかもしれないが、全国トップレベルの、魔界の住人のような才能が集まったチームにおいては、その能力は重宝されることであろう。


 と、ここまで主だったキャプテンたちの特徴について見てきたが、ひとつだけ言えるのは誰が優れているとか優越の話ではなく、このチームだから彼らがキャプテンだったという組み合わせが見事にハマっているということである。いま現在みなさんが所属している組織・グループに当てはめたとき、どのタイプのキャプテン(リーダー)が一番ふさわしいか。もしくは自分の上司だとしたら、誰が一番自分が能力を発揮できるか、考えてみるのも面白いのではないだろうか?


■関口裕一(せきぐち ゆういち)
スポーツライター。スポーツ・ライフスタイル・ウェブマガジン『MELOS(メロス)』などを中心に、芸能、ゲーム、モノ関係の媒体で執筆。他に2.5次元舞台のビジュアル撮影のディレクションも担当。


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  • メガネ君は作中「背の高いキャラ」として描かれてないけど178cmで、桜木は188cmの15歳。1秒間に100発のパンチが撃てるペガサス星矢は13歳、みんな若いなぁ
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  • 最高の中間管理職ならメガネくん事『小暮公延』だけどね��������
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