ルックスオティカ・グループが鯖江市に新製造拠点、研究開発センターや庭園も開設

イタリアの大手アイウェア企業ルックスオティカ・グループが、新たな製造拠点を福井県鯖江市に開設した。鯖江市は、ルックスオティカの創業地であるイタリア・ベッルーノと並ぶメガネの世界三大産地として知られている。

　ルックスオティカ・グループは約30年前に日本に進出。2018年には福井めがね工業の株式の過半数を取得し買収した。ここ数年にわたり製造コンセプトを一新する施設のための投資を行っていたという。
　新拠点の敷地面積は約1万1000平方メートル。工場をはじめ、研究開発センターやショールームを併設し、屋外には日本を象徴する禅の要素を取り入れた庭園を設置した。施設では、伝統的な価値や文化に由来する製品の開発や、デジタル技術と職人の手仕事が融合する場所を目指す。なお、ショールームと庭園は社員および企業顧客向けとなっている。

■所在地：福井県鯖江市御幸町1-304-4