7チームが鈴鹿8耐への権利を獲得! 8耐トライアウトFinalステージ/2021鈴鹿サンデーロード第2戦

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2021年05月17日 22:31  AUTOSPORT web

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写真2021鈴鹿サンデーロード第2戦 JSB1000 8耐トライアウト オープニングラップの2コーナー
2021鈴鹿サンデーロード第2戦 JSB1000 8耐トライアウト オープニングラップの2コーナー
 11月5日(金)〜7日(日)に開催予定となっている2021 FIM世界耐久選手権”コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第43回大会に向けたトライアウトFinalステージが5月16日(日)に2021 鈴鹿サンデーロードレース 第2戦で行われた。

 公式予選に出走したのは27台。その上位7台に、その権利が与えられる。この中には、鈴鹿8耐の優勝経験もあり、全日本ロードレース選手権のトップチームでもあるMuSASHi RT HARC-PRO. Hondaの姿もあった。

 先の鈴鹿2&4レースのレース1でセーフティカー解除のタイミングで名越哲平(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)が転倒。主催者推薦で出られるチームだが、ルールに則り資格を取るために今回のトライアウトFinalステージにエントリーした。

 ちょうど、全日本ロードSUGO公開テスト、そして全日本ロード第3戦SUGOの合間にあるためハードスケジュールでの参戦となっており、マシンの仕様もいつもとは違うため鈴鹿2&4でのデータはまったく参考にならない状態だった。

 土曜日に行われた公式予選。開始直前から雨が降り始め微妙なコンディションでスタート。名越がセッションをリードしているなか、転倒したライダーがいたため赤旗中断。再開後にアタックに入った名越は、2分13秒123を記録し、2番手に2秒759もの差をつける大差でポールポジションを獲得。2番手に2分15秒882で岡村光矩(信州活性プロジェクトTeam長野)、3番手に2分16秒302の眞鍋将弘(ADVANCE MC & FOC CLAYMORE EDGE B)となっていた。

 この予選では、レインタイヤを選んでしまったライダーもいて、予選通過タイム(109%)をクリアできず6台が予選落ちを喫したため決勝は、21台で争われた。

 日曜日の決勝は天気予報通り雨となり、2周減算の10周で争われた。ヘビーウエットのなか、ポールポジションから好スタートを見せた名越が、そのまま独走するかと思われたが思わぬ伏兵が現れた。最後列19番手グリッドから、みるみるうちに追い上げて来たのが井手翔太(AKENO SPEED・YAMAHA)だった。

 井手も1000ccでウエットを走るのは初めてだったが、好スタートを見せ1コーナーで6番手まで上がるとオープニングラップで3番手に浮上。2周目に岡村をかわし2番手に上がると名越のテールに近づいていく。

 そして4周目のスプーンカーブの進入で名越をかわしトップに浮上! 名越も意地を見せバックストレートで井手を抜き返すが、続く日立Astemoシケインへのブレーキングで井手が再び前に出ると、そのまま独走態勢を築いていく。名越も無理をせずポジションキープに切り換えていた。

 井手は、そのまま名越に8秒以上の大差をつけ独走でチェッカー! 見事優勝でトライアウトを突破した。

「トップに立ってからは自分のペースで走りました。チームのおかげで走りやすかったですし、応援してくださった皆さんに鈴鹿8耐出場権を獲れたことをご報告できてよかったです」とホッとしたという井手。

 鈴鹿2&4レースでは、予選で転倒してしまい決勝に進めず、今回のトライアウトFinalステージにかけていた。チームとしては、先の鈴鹿2&4で南本宗一郎(AKENO SPEED・YAMAHA)が一枠権利を獲っており、2台体制で参戦する予定だ。

 2位でゴールし無事権利を獲得した名越は「決勝は全日本組が前に来ると思っていました。トップに出て逃げたかったのですが、グリップがつかめていなかった、無理に行って2台で接触転倒というリスクは避けたかったので“今やらなければならいことをやろう”と気持ちを切り換えて確実にやり遂げられたのでホッとしています」とプレッシャーから解放された気持ちを語っていた。

 パルクフェルメでは、本田光太郎監督と堀尾勇治チーフメカニックが「こんなに早く終わって欲しいと願ったレースはなかった」と口を揃えていた。

 そして3位に岡村、4位に東村と信州活性プロジェクトTeam長野の2台が続きトライアウトを突破。こちらも鈴鹿2&4レースでは、東村が多重クラッシュに巻き込まれてしまったため、第3戦SUGOへの参戦を取りやめ、岡村との2台体制でトライアウトFinalステージに臨んでいた。

「多分みんな気をつけて走っていました(笑)。僕が無理に名越選手のインに入ってもいけないですし、絶対に転倒できないので緊張しましたね。金曜日にBMWに初乗りでしたがトラブルで満足に走れず、予選でようやく普通に乗ることができて、決勝が雨という状況でしたが、東村さんが後ろにいるのが分かっていたので心強かったです」と岡村が語れば「岡村選手のペースが上がらなければ前に行こうと思っていましたが十分速かったので、僕は確実に走り切ることだけを考えました。ミッションが遂行できてホッとしています」と東村も胸を撫で下ろしていた。

 5月17日(月)にトライアウトFinalステージで本戦出場権を獲得したチームが発表され、前述の3チームと5位の高田速人(8810R WITH Moto Park)、6位の安達勝紀(K’S WORKS RACING)、7位の宮腰武(磐田レーシングファミリー)、そして信州活性プロジェクトTeam長野が一枠のみのため8位でゴールした山内芳則(YSS マーキュリー&速心 TTS rs Detour)の7チームとなった。

 一方、3台体制で臨んだOGURACLUTCH with RIDE IN+TPFSは、若手ふたりが痛恨の予選落ち。チーム代表兼ライダーの坂本崇(OGURACLUTCH with RIDE IN+TPFS 3)、ひとりに全ての責任が集中する。グリッドは17番手だったが、降りしきる雨の中、着実にポジションを上げていく。最後は3台での8位争いとなるが、あと一歩届かず10位でゴール。惜しくも参戦権は獲ることはできなかったが大健闘。ウェイティング2番手でのぞみをつなぐ結果となった。

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  • 長野県民にとっては本当に良い結果になりましたね!この調子で8耐本番でも頑張ってほしい。
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