「10時間働いても日給6000円」研究機関でのパートを2週間で辞めた女性

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2021年05月18日 06:10  キャリコネ

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「なぜ人は仕事をするのか」といえば、一番は「お金を稼ぐため」だろう。ほかにいくら聞こえのいい言葉を並べても、仕事はボランティアではない。どのような仕事であれ、無給で働きたい人はいないはずだ。しかし、"サービス残業"という名の無給労働を強いてくる職場は、いまだにある。

宮城県の30代男性(企画・マーケティング・経営・管理職/正社員/年収300万円)は、前職の介護関係の仕事を「1か月で辞めた」と明かす。男性は退職理由について、

「始業30分前出勤(無給)を命じられた。それだけでなく、非効率的な規律も多かった。仕事が『地雷避けゲーム』になり、心身の健康を損ねた」

と綴る。また、退職後も源泉徴収票の発行をめぐってトラブルになり「最終的に税務署に行政指導を入れてもらった」と打ち明けた。従業員にタダ働きを強要する会社は、さまざまな面でまともではないのだ。(文:大渕ともみ)

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「1日3〜4時間のサービス残業をさせられました」

宮城県の50代女性(素材・化学・食品・医薬品技術職/パート/年収150万円)は、某研究機関の補助の仕事をしていたが、無給労働を求められたため2週間で退職した。女性は「契約上は6時間勤務なのに、1日3〜4時間のサービス残業をさせられました」と憤る。

「上司は『残業してくれとは言ってない』と主張しますが、明らかに作業量が多かったです。机の上には事務処理の指示が山のようにあり、とても時間内には終わりませんでした。それなのに給与は6時間分、1日あたり約6000円」

女性は昼休みや帰宅後も仕事に追われ、「睡眠時間を削って働きました」と振り返る。プライベートを犠牲にして働いた女性だが、上司の対応は酷いものだった。

「私が『体力が続くか自信がない』ともらすと、上司は『これから実験を教えるので、続けられないなら辞めてほしい』と言いました。だから、その日のうちに退職を決めました」

女性は退職後、「体力的にも精神的にも限界で、1週間寝込みました」と語る。早めに辞めて正解だったかもしれない。

「入社手続きに3時間もかかった。しかもその時間は無給」

都内の40代女性(サービス・販売・外食/パート/年収200万円)は、以前カフェでの接客の仕事をしていたが、わずか1日で辞めてしまった。

「入社手続きに3時間もかかった。しかもその時間は無給。事前に書類を渡して、入社日に提出すれば10分で終わるのに」

金払いの悪さはもとより、店側の要領の悪い対応が女性をますます苛立たせた。女性は前職への不満を次々に列挙する。

「注文・調理・料理の提供・片付け、すべての流れが悪い。理科の実験みたいなコーヒー容器
を使っていて、トレーに乗せて運ぶのが怖い。使いかけの食材があちこちにあって、在庫確認が終わらない。賞味期限切れは当たり前な状況」

やはり、払うべきものを払わない職場は、ほかの部分にも問題があるようだ。違和感を覚えたら、早めの退職を検討すべきかもしれない。

※キャリコネニュースでは引き続き仕事を即行で辞めた人のほか【緊急募集】三度目の緊急事態宣言、あなたが思うことや現在困っていることを教えてくださいや共働き・片働きの不満などのアンケートを募集しています。

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