愛猫のために、自宅の一部を改装してミニチュアハウスを作った男性が話題となっている。完成した部屋はベッドにラグ、おもちゃ入れ、絵画、そしてテレビ代わりのタブレットまで付いた立派なものになった。もともと外の鳥やリスを眺めるのが好きだった猫は、タブレットに映された鳥の動画をベッドの上で眺める立派なテレビっ子になったという。『The Dodo』などが伝えた。
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アメリカ在住のブライアン・デイヴィスさん(Bryan Davies)と妻のジェシカさん(Jessica)は数か月前、1匹の保護猫を家族として迎え入れた。
“ワイアット(Wyatt)”と名付けられたタキシード柄の猫はすぐにブライアンさんらの心を掴み、一家に愛されて過ごした。
「ワイアットは窓際に座り、外の鳥やリスを眺めるのが大好きなんだ。」
そう話すブライアンさんは、冬の時期になって鳥やリスたちの活動が減って姿を現さなくなり、ワイアットが大好きな動物たちの観察ができなくなることを心配した。
そこでYouTubeで鳥の動画を探して見せてみると、これが大成功でワイアットは食い入るように見始めた。
これでいつでも大好きな鳥を眺めることができ、それだけでもワイアットは満足だったはずだが、ブライアンさんはさらにワイアット専用の部屋を作ることにしたという。
そのきっかけは、部屋をリフォームしていた時に見つけた寝室のそばの小さなスペースだった。
「これは小さい寝室を作るのに完璧な空間だと思ったね。すぐにワイアットのために取りかかったよ。」
当時の写真を見ると天井部分が斜めになっており、階段下にあった隙間のようだ。ブライアンさんはメジャーで採寸し丁寧に部屋を作り始めた。
そして完成した部屋は、驚きの完成度となっている。天井や壁、床はキレイに色を塗って整えられ、奥には猫サイズのベッドが置かれている。また、壁にはいくつかの絵や魚の模型が飾られていたり、床にはおもちゃ箱が置かれていたりと、細部にまでこだわった部屋となった。
よく見ると絵画の中には猫をモデルにしたものもあり、ブライアンさんの遊び心が伝わってくる。
そしてこの部屋の目玉はもちろんテレビで、壁に取り付けられた小さな画面は、YouTubeの動画を流せるようになっているという。
ブライアンさんは「作っては見たけど、ワイアットが気に入ってくれるかどうか不安だったね」と話しているが、すぐにワイアットのお気に入りスポットとなったそうだ。
その証拠に、ワイアットはテレビの目の前に座って鳥を眺めたり、時にはベッドの上で寛ぎながらテレビを見ていたりと、人間さながらの姿を見せている。
「ワイアットはこの部屋で多くの時間を過ごしていて、お昼寝する前にはテレビを見たいとお願いしに来るんだ。ワイアットは10代の子どものように、ボーっとテレビを見ているよ。初めて自分の部屋を持った子どものように楽しんでいるね。」
完成した部屋を見た人々からは、「これは可愛すぎる」「うちの猫にも作ってあげたい!」「発想が天才だ」「こんな部屋を作ってもらえるなんて、この猫は本当にラッキーだね」などのコメントが届いている。
画像は『The Dodo 2021年4月24日付「Guy Transforms Space Behind Wall Into Bedroom For His Cat」(BRYAN DAVIES)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)