トッテナムFWケインに退団報道…移籍した場合の後釜は誰になる?

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2021年05月18日 17:08  サッカーキング

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退団報道の出たケイン [写真]=Getty Images
イングランド代表FWハリー・ケインがトッテナムに対して今夏での退団を直訴したという。『スカイスポーツ』をはじめとするイギリスの複数メディアが報道。世界的ストライカーの動向に大きな注目が集まっている。

 不動のエースを手放すことは、トッテナムにとって大きな痛手だろう。だが、コロナ禍で厳しいやり繰りを強いられているクラブにとっては、ケイン売却で得られる資金を後任選手の獲得に回すことができるというメリットもある。

 では、ケインが移籍した場合の“後釜”として相応しい選手は誰なのか。イギリス紙『ミラー』が5人の候補者をリストアップしているので紹介しよう。

[写真]=Getty Images

■メンフィス・デパイ(リヨン/オランダ)



『ミラー』が真っ先に挙げたのが、リヨンに所属するオランダ代表FWメンフィス・デパイだ。2015年から1年半在籍したマンチェスター・Uでは「失格」の烙印を押されたものの、フランスで完全復活。昨季はチャンピオンズリーグでリヨンをベスト4に導き、今季もリーグ・アンで20ゴール10アシストを叩き出すなど、欧州屈指のアタッカーへと成長した。

 何より魅力的なのが、今季限りでリヨンとの契約が満了を迎えること。現在27歳と、キャリアのピークを迎える選手をタダで手に入れられるのだから、「絶対に損はしない」(ミラー)というのも納得だろう。

 もちろん、これだけの“お買い得選手”を各クラブが放っておくはずもなく、争奪戦が繰り広げられることは必至。ここまではバルセロナが獲得レースで優位に立っているとされるが、彼の獲得を熱望するロナルド・クーマン監督の去就が不透明で、「トッテナムが先手を打つチャンスはある」と『ミラー』も考えているようだ。

■タミー・アブラハム(チェルシー/イングランド)



 チェルシーの“9番”を背負うも、トーマス・トゥヘル監督就任後、出場機会が激減。15日に行われたレスターとのFAカップ決勝では、それまで大会得点王タイだったにも関わらず、ベンチ外となった。

 ただし、今季はティモ・ヴェルナーと並ぶチーム最多の公式戦12ゴールを記録。ドイツ人指揮官の信頼を勝ち得ていないが、ストライカーとしての能力は申し分ない。

 「アブラハムであれば、ケインの売却額の4分の1で獲得できる」と予想する『ミラー』は、選手にとってもロンドンに残れるというメリットがあると主張。両クラブのライバル関係はさておき、イングランド代表エースの後釜に、将来の代表エース候補を据えるというのは悪くないかもしれない。

■セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・C/アルゼンチン)



 もしプレミアリーグでの実績を重視するなら、アグエロ以上の適任者はいないだろう。現役選手では、ケイン(165得点)を上回る最多182ゴールを挙げている。今季限りでマンチェスター・Cを退団することが発表されており、移籍金がかからないのも大きい。

 最近の報道によると、バルセロナへの移籍に合意したと伝えられる。だが『ミラー』は、「プレミアリーグで引き続きプレーすることを望むのであれば、トッテナムはケイン売却で得られる資金を元手に真っ当なサラリーを保証できるはずだ」と、記事を綴っている。

■パウロ・ディバラ(ユヴェントス/アルゼンチン)



 トッテナム移籍が迫った過去があり、クラブ間交渉が行われたようだが、合意には至らなかった。しかし、ケイン売却で潤沢な資金を得ることができれば、その当時、障害となっていた肖像権の問題も解決すると『ミラー』は予想している。

 スポーツ面における懸念材料としては、ケインのような純粋なストライカーというよりも、ソン・フンミンやルーカス・モウラと同タイプの選手ではないかという声が挙がりそうだ。ただ『ミラー』は、ソン・フンミンかルーカス・モウラをトップで起用し、その後方でディバラが彼らをサポートする形が考えられるとしている。

■ドミニク・カルヴァート・ルーウィン(エヴァートン/イングランド)



 将来のイングランド代表エース候補はアブラハムだけではない。カルヴァート・ルーウィンは今季のプレミアで16ゴールをマーク。イングランド人選手では、ケイン(22ゴール)に次ぐ得点数を記録している。

 イングランド代表でも、7試合に出場して4得点。今夏開催されるEURO2020でも、ストライカー枠ではケインに次ぐ2番手候補という声が少なくない。24歳とまだまだ伸び盛りの同選手について、エヴァートンは放出したがらないだろうが、好条件のオファーが届けば、その考えも変わる可能性があると『ミラー』は予想する。

(記事/Footmedia)

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