大谷翔平、3試合連発でキング独走の14号 好機での申告敬遠にはブーイング

0

2021年05月19日 13:30  ベースボールキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ベースボールキング

初回に第14号の中越えソロを放つエンゼルスの大谷翔平
● エンゼルス 5 − 6 インディアンス ○
<現地時間5月18日 エンゼル・スタジアム>

 エンゼルスの大谷翔平選手(26)が18日(日本時間19日)、本拠地でのインディアンス戦に「2番・指名打者」で先発出場。本塁打ランキング1位を更新する14号ソロを放つなど3打数2安打1打点と活躍したが、チームは敗れ連勝は「2」で止まった。

 いきなり5点を先制された直後の1回裏、大谷は一死無走者の場面でインディアンスの先発右腕・プリーサックと対戦。2球目の真っ直ぐを捉えた打球は速度180キロ、飛距離134メートルの中越えソロとなり、打った瞬間に本塁打を確信した大谷は、中堅後方へ飛んだ打球を確認しながらゆっくりと一塁へ歩を進めた。

 前日17日の同カードでも2戦連発となる13号3ランを放っており、3戦連発は2度達成した2018年以来、自身3度目。今季14本塁打目は12本塁打でランキング2位タイにつけるブレーブスのアクーニャ、ヤンキースのジャッジらを引き離し、メジャー単独トップを更新する一撃となった。

 4点を追う4回の第2打席は中前打で出塁し、今季12度目のマルチ安打をマーク。その後、5番・アップトンの右越え3ランで生還し2得点目を記録した。1点差の5回は二死三塁の好機で第3打席に入ったが、3ボールになったところで申告敬遠。本拠地ファンはインディアンスベンチの選択にブーイングを浴びせた。8回の第4打席は2番手右腕・ショーの前に遊ゴロ。この日は3打数2安打1打点で打率は.271となった。

 エンゼルスは先発のヒーニーが初回に5点を失うも、大谷の14号ソロが反撃の狼煙となり、5番・アップトンの8号3ラン、7番・イグレシアスの3号ソロで7回に5−5の同点に追いついた。しかし直後の8回、3番手のクラウディオが痛恨の決勝被弾。追い上げ及ばず連勝は2で止まった。

 1勝1敗でインディアンス戦の勝ち越しがかかるあすの第3戦には、大谷が今季6度目となる先発登板予定。本塁打王のピッチングに注目が集まる。
    ニュース設定