普段は眠そうな目をしている“ピコ”(画像は『Mooneyes 2021年4月19日付TikTok「Reply to @freestyle_platinums」』のスクリーンショット) 宝石のホワイトオパールを彷彿とさせる瞳を持つネコがいる。緑内障が原因で失明こそしているが、飼い主の愛情をたっぷり受けてのびのびと暮らしており、SNSでの人気が急上昇しているという。『Metro』などが伝えている。
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カナダに住むマリ=ジョゼ・ブリッソンさん(Marie-Josee Brisson)と17歳の娘モニカさん(Monica)は、9歳のノルウェージャン・フォレスト・キャットのオス“ピコ(Pico)”を飼っている。
ピコはもともとグリーンアイだったが、5年前に緑内障を患い、現在はホワイトオパールのような瞳が人目を引く。
モニカさんは「ピコは目が見えませんが、家の中にいる分にはほとんど問題はありません。家具に体をぶつけることもありますが、普段はとてもハッピーなネコなんですよ。ただ外遊びが大好きで、一日に1回は散歩をしています」と笑う。
ただ外出時は注意が必要で、モニカさんは「ピコが家を出る時は必ず、誰かがそばにいます。目が見えないので、私たちがピコの案内人になるのです」と語り、「私たちはピコにできる限りの愛情を注いでいますよ」と明かした。
そんなピコはTikTokのアカウントを持っており、大きくて白い瞳に魅せられたフォロワーは9万8千人を超えている。
ある投稿では、外に面した窓のすぐそばに座るピコの姿が映し出されており、モニカさんは「春がやってきて暖かくなり、ピコは一日中『外に行きたい』と鳴いていました。お散歩には最高の天気だったので外に連れ出すと、ピコはとても嬉しそうでした」と綴っている。
動画の中のピコの動きは決して素早いとは言えないが、ピコなりに外遊びを楽しむ姿がうかがえ、思わずほっこりさせられるのだ。
モニカさんは「多くの人はピコの目を見て驚くようです。またピコはいつも大きな目をしていると思う人が多いようですが、実は外で遊んでいる時や、おやつの袋を開ける音を聞いて興奮した時などにパッチリと開くのです。夜は目を開けたまま眠っていますが、リラックスしている時のピコの目は小さめで、まったりとしています」と述べている。
ちなみにピコは、4月18日で9歳の誕生日を迎えたばかりだそうで、TikTokには「お誕生日おめでとう。ハンサム・キャット君」「まるで何か細工したかのような目よね」「目の中に銀河があるみたい」「なんて神秘的なの!」「吸い込まれそうね」「痛みがないのなら、このままにしておいてあげたほうがいいわね」「愛情をいっぱい注いであげて!」といったコメントがあがっている。
しかしながら獣医からは「これは眼球突出なのでは?」「ゆくゆくは手術で眼球を摘出する必要があると思う」「定期的な診察が必要だよ」といった声が届いており、モニカさんは次のように語った。
「ピコが緑内障の診断を受けてから5年以上が経過しましたが、特に目の痛みを訴えることはありません。今後目に痛みが出た場合は手術を考えていますが、5年間も今のままの状態が続いています。これはある意味、奇跡的なことなのでしょうね。ただ今後もたくさんの愛情を注ぎ、ケアを続けていくつもりです。」
画像は『Mooneyes 2021年4月19日付TikTok「Reply to @freestyle_platinums」、2021年4月5日付TikTok「He has been crying all day long」、2021年5月13日付TikTok「Nightmares are the worst.」』『Metro 2021年5月24日付「Meet Pico, the blind cat from Canada with huge eyes」(Picture: @picoblindcat/Caters)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)