ヤクルトの勝利を手繰り寄せた“足攻” 谷沢氏「ランナー二塁だと少しプレッシャーがかかるけど…」

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2021年05月28日 07:24  ベースボールキング

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試合を決める一打を放ったヤクルト・青木宣親 (C) Kyodo News
◆ 「私も打点を稼がせてもらいました」

 ヤクルトが雨中の戦いを制して2連勝。

 日本ハムを相手に交流戦開幕カード勝ち越しに成功した。




 27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の谷沢健一氏は、この試合のポイントに「ヤクルトの8回の攻撃」を挙げる。

 3−2と1点リードの状況で、相手は実績十分のベテラン左腕・宮西尚生。先頭の山田哲人が出て盗塁を決めると、一死から申告敬遠を挟んで一死一・二塁のチャンス。

 ここでヤクルトベンチは一塁に歩いたホセ・オスナに代わり、代走・山崎晃大朗を起用。すると、6番・青木宣親の2球目にダブルスチールを決め、一気に一死二・三塁とチャンスを拡大した。



 青木はその次の球、1ボール・1ストライクからの3球目を逆らわずに弾き返すと、打球は前進守備を敷いたレフトの頭上を越えていく二塁打。二者を還し、5−2とリードが3点に。

 谷沢氏は「追加点が欲しいところでのダブルスチールと、青木のおあつらえ向きの流し打ち」が、この日のヤクルトの勝利を大きく手繰り寄せたと解説。

 さらに、スタジオ解説の田尾安志氏に「田尾さんも現役時代、二塁から三塁に走ったことあるじゃない。それを待って打ったことがありますよ。打点を稼がせてもらいました」と投げかけ、「ランナー二塁だとちょっとプレッシャーがかかるけど、三塁だと気持ちが楽ですよね」と現役時代を振り返りながら、鮮やかに決まった“足攻”の効果の大きさについて強調した。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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