エリザベス女王、G7サミットの歓迎レセプションを主催 ジョークで場を和ませる

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2021年06月13日 10:11  Techinsight Japan

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レセプションパーティのホストを務めたエリザベス女王(画像は『Clarence House 2021年6月11日付Instagram「The Queen, The Prince of Wales and The Duchess of Cornwall and The Duke and Duchess of Cambridge attended a @G7 Leaders Reception at the @edenprojectcornwall earlier today.」』のスクリーンショット)
英コーンウォール地方で開幕したG7サミット初日の夕刻、エリザベス女王(95)が主催するレセプションパーティが行われた。女王は集合写真を撮影した際にジョークを放つなど、和やかな雰囲気で主要国の首脳陣と交流した。

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英時間11日の夕方、G7サミットの開催地英コーンウォール地方にある「エデン・プロジェクト」で、エリザベス女王が主催する各国首脳と配偶者を招いたレセプションパーティが開かれた。

会場となった「エデン・プロジェクト」は環境保護をテーマにした複合施設で、“バイオーム”と呼ばれる気泡のような温室は世界最大級の屋内熱帯雨林として知られる。

この日は王室メンバーよりも一足先に、G7首脳陣と配偶者らが「エデン・プロジェクト」に到着、ビジター・アトラクションにある動植物園の通路を歩き、レセプション会場へと向かった。

エリザベス女王とチャールズ皇太子夫妻、ウィリアム王子夫妻ら王室メンバーが到着すると、議長国のボリス・ジョンソン首相夫妻が出迎えた。


エリザベス女王がホストを務めたレセプションは、G7サミット初日に政治的な議論を交わした各国首脳が王室によるソフト外交を行う場へと変化した。

君主が権力を行使することはないが、その影響力は多大だ。そのため王室はソフト外交という手法を用いて、英国が世界中の同盟国やパートナーとの友好関係を更新、強化する手助けをしている。


食事の後にはチャールズ皇太子とウィリアム王子が進行役を務め、G7首脳陣と世界の大企業の経営者達が気候変動に取り組む方法について話し合った。

レセプション終了後、エリザベス女王と各国首脳らは別のエリアに移動し社会的距離を置いて集合写真を撮影した。全員が位置に着きカメラに向かってポーズをとった後、女王は「皆さんは、楽しんでいるような表情をしなくてはならないのでしょうか?」とジョークを交えて質問した。

周囲にいた首脳陣が笑い出すと、女王の左側に座っていたジョンソン首相が「イエス!」と答え、「我々は見かけによらず、楽しんでいるのですよ」と冗談で返した。

王室のシニアメンバーが揃って公の場に現れるのは、4月に執り行われた故エディンバラ公フィリップ王配の葬儀以来のこととなった。G7サミット最終日となる英時間13日にはジョー・バイデン米大統領夫妻がウィンザー城に招かれ、女王とのお茶会が開催される。

画像は『Clarence House 2021年6月11日付Instagram「The Queen, The Prince of Wales and The Duchess of Cornwall and The Duke and Duchess of Cambridge attended a @G7 Leaders Reception at the @edenprojectcornwall earlier today.」』『The Royal Family 2021年6月11日付Instagram「As Head of State, Her Majesty The Queen regularly speaks to world leaders and members of the diplomatic community as part of the vital role she plays as a figurehead for the UK and Commonwealth.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

このニュースに関するつぶやき

  • ちゃんと仲良くしなさいよって意味なのかな。エリザベス女王ってやっぱりホントに凄い。95歳でスタスタ歩けるし滑らかに喋れるし、まだまだ君臨しますよ。キャンセルカルチャーなどどこ吹く風。
    • イイネ!2
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