オランダ、ウクライナに怒涛の反撃許すも劇的勝利!…13年ぶりのEURO白星

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2021年06月14日 05:58  サッカーキング

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先制点を決めたオランダの主将ワイナルドゥム [写真]=Getty Images
EURO2020・グループC第1節が13日に行われ、オランダ代表とウクライナ代表が対戦した。

 フランク・デ・ブール監督が率いるオランダは2大会ぶり10回目の出場で、33年ぶりの欧州制覇を狙う。一方、アンドリー・シェフチェンコ監督が率いるウクライナは、ポーランドと共同開催した2012年大会で初出場して以来、3大会連続の出場。まずは初のグループステージ突破を目指す。

 試合は地元の声援を受けるオランダが相手ゴールへと迫るが、ウクライナの守護神の壁を破れない。2分、自陣でボールをカットしたメンフィス・デパイが圧巻のドリブルで持ち上がり、ペナルティエリア左からシュート。5分にはデンゼル・ダンフリースがエリア右からシュートを打ったが、どちらもGKヘオリー・ブスチャンの好セーブに阻まれた。

 ウクライナは30分、アンドリー・ヤルモレンコがエリア右に切り込んで右足で狙ったが、シュートはGKマールテン・ステケレンブルフにキャッチされた。オランダは39分にジョルジニオ・ワイナルドゥムがエリア中央からボレーシュートを放ったが、これもGKブスチャンの好セーブ。40分にはダンフリースがエリア右フリーの絶好機を迎えたが、ヘディングシュートは枠を捉えなかった。

スコアレスで折り返した試合は52分、ついに均衡が破れる。ダンフリースが右サイドを突破してグラウンダーのクロスを入れたが、GKブスチャンにカットされる。だが、エリア中央のこぼれ球をワイナルドゥムが左足ダイレクトで叩き込み、キャプテンの一撃でオランダが先制に成功した。なお、ゴールを決めたワイナルドゥムは、負傷欠場を余儀なくされたDFフィルジル・ファン・ダイクを真似て、あごに右手を当てて指を揺らすパフォーマンスを披露した。

 勢いづくオランダは59分、ダンフリースがエリア右へ切り込むと、DFにブロックされたこぼれ球をワウト・ウェクホルストが押し込んでゴールネットを揺らした。オフサイドが疑われたものの、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)検証の結果、ゴールは認められた。

 だが、2点リードを許したウクライナは終盤に怒涛の反撃に出る。75分、右サイドのヤルモレンコがロマン・ヤレムチュクとのワンツーで中央に切り込み、エリア前から左足一閃。きれいなカーブを描いたシュートはゴール左上隅に決まった。さらに直後の79分には左サイドからのFKでヤレムチュクが頭で合わせて同点ゴール。ウクライナが終盤に試合を振り出しに戻した。

 それでも、オランダは85分にネイサン・アケが左サイドからクロスを上げると、中央のダンフリースがヘディングシュートをゴール右隅に叩き込んで勝ち越しに成功。ダンフリースの代表初ゴールが劇的決勝点となり、オランダがウクライナに競り勝って白星スタート。EUROでは2008年大会以来、13年ぶりの勝利となった。

 次節、オランダは17日にオーストリア代表と、ウクライナは同日に北マケドニア代表と対戦する。

【スコア】
オランダ代表 3−2 ウクライナ代表

【得点者】
1−0 52分 ジョルジニオ・ワイナルドゥム(オランダ)
2−0 59分 ワウト・ウェクホルスト(オランダ)
2−1 75分 アンドリー・ヤルモレンコ(ウクライナ)
2−2 79分 ロマン・ヤレムチュク(ウクライナ)
3−2 86分 デンゼル・ダンフリース(オランダ)

このニュースに関するつぶやき

  • 過去のオランダから見たらかなりスター性に欠ける。今は隣国の方がスター揃いだもんな。昔は真逆だったが。
    • イイネ!1
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