サプライズ選出もある!? 五輪代表メンバー最後の「1枠」は誰になるか

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2021年06月14日 06:31  webスポルティーバ

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 ジャマイカのA代表を相手に4−0と快勝。U−24日本代表は、東京五輪に出場する登録メンバー発表前、最後の試合を勝利で飾った。

 これで、選手選考の材料がすべて出そろったことになる。久保建英が話していたように、選手としては「一旦解散して、発表を待つのみ」である。

 今回の活動で行なわれた3試合、すなわち、日本代表(A代表)戦、ガーナ戦、ジャマイカ戦を通じて、登録メンバーの全容はほぼ見えてきた感がある。大雑把に言えば、国際試合(ガーナ戦、ジャマイカ戦)に出場した選手が、序列上位にいるということだ。

 登録メンバー18人のうち、まずはフィールドプレーヤー16人に絞って、最終的なメンバー予想をしてみたい。




 オーバーエイジ(OA)枠の3人、吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航については、すでに決定済みという表現が正しいだろう。

 同様に、U−24世代では冨安健洋、田中碧、久保、堂安律も決まりと言っていい。ケガなどのアクシデントさえなければ(冨安の状態が気になるところではあるが)、この4人を外す理由が見当たらない。

 これに続くのが、板倉滉、相馬勇紀、三笘薫、上田綺世、前田大然だ。

 板倉はOAの加入でポジションを失う形にはなったが、U−24世代では能力が一枚上。最大6試合を戦うなかで選手起用をローテーションさせていくためには、貴重な存在になる。

 相馬は右MFや右サイドバック(SB)でも起用が可能。三笘はスーパーサブとして力を発揮できることを考えれば、左MFのポジションを争うライバルといえども共存は可能だ。

 1トップを務める上田と前田にしても、まったくタイプが異なる。単純に1トップでどちらかを選ぶなら上田かもしれないが、前田は2列目でも使えるだけに、むしろ加えておくべき戦力である。

 以上の12人については、よほどのことがなければ外れることはないはずだ。

 最後のジャマイカ戦を経て、少し判断が難しくなったのが、中山雄太と旗手怜央である。いずれもこのチームでは左SBを務める選手だが、ガチガチの本職ではないことでも共通する。

 ガーナ戦では中山が、ジャマイカ戦では旗手が先発出場。攻撃面でうまく周囲と連係し、スムーズに前線へ進出していたのは旗手だが、やはり本職ではないだけに守備面の不安は残る。J1で常に主導権を握り続ける川崎フロンターレでなら出色の働きを見せていても、五分の勝負となる国際舞台ではどうか。

 一方、ボランチやセンターバック(CB)もこなせる中山は、守備面での安定感はあるものの、攻撃参加には物足りなさがある。結論を言えば、2人ともメンバー入りを予想するが、どちらにも一長一短があり、鉄板とまでは言い難いのが実際のところだ。

 続いては、橋岡大樹である。

 今回の3試合では、A代表戦に先発フル出場したものの、海外勢との試合ではジャマイカ戦に途中出場しただけ。起用方法を見る限り、推しの材料は弱い。

 だが、A代表戦や練習では主に右CBを務める一方で、ジャマイカ戦では4−2−3−1から3−4−2−1に布陣変更されるタイミングで投入され、右アウトサイドMFに入った。

 4バックの右CB、右SBに加え、このポジションもできるとなれば、彼自身の存在価値が高まるばかりか、チームとしても戦術の幅が広げることになる。右SB専門が酒井しかいないことを考えても、メンバー入りの可能性が高いのではないだろうか。

 となると、フィールドプレーヤーに残されているのは、あと1枠。これを予想するのは、相当難しい。

 ここまでに挙げた15人で、すでに10個のポジションをほぼ均等にカバーできており、ポジションごとの戦力に大きな過不足はない。つまり、ラスト1枠をどこで誰を使うかは、好みの問題と言ってもいい。今回招集されたメンバーで残るは、町田浩樹、古賀太陽、瀬古歩夢、菅原由勢、三好康児、遠藤渓太、倉野亮太郎、林大地、田川亨介の9名。

 では、そのなかで最後に加わるのは誰か。

 結論を言ってしまえば、ここでの予想は瀬古だ。

 CBの瀬古を加えることで、リードしている展開では守備固めにも使えるし、得点が欲しい展開のときでも、下手に前線の選手を投入するより、中盤の選手に代えて瀬古を投入し、吉田や冨安を前線に上げるほうが現実的な手段になるだろう。

 加えて言えば、今回の招集過程も何やら"匂う"。

 当初、今回の活動に招集されていなかった瀬古は、冨安の負傷離脱に合わせて追加招集。これだけで言えば、そもそも瀬古の序列は低かったことになる。

 だが、追加招集された時点で、残されていた試合はジャマイカ戦だけ。しかも、今回の活動にはフィールドプレーヤーだけで23人も集められており、練習に支障が出るとも考えにくい。

 にもかかわらず、瀬古を緊急招集し、ジャマイカ戦では後半の45分をプレーさせているのだ。

 しかも、瀬古には過去に十分な実績の裏づけもある。

 3月に行なわれたアルゼンチンとの親善試合では第2戦に先発出場し、力強い守備で無失点勝利に貢献したうえ、正確なロングフィードで先制点をアシスト。さらにさかのぼれば、U−17、U−20などの年代別代表経験が豊富で、同年代のDFでは国際経験も随一だ。

 最後方から一気にまくっての"サプライズ選出"も、にわかに現実味を帯びてきているのではないだろうか。

 さて、ここまでフィールドプレーヤーについて予想してきたが、実のところ、最も熾烈なメンバー争いが繰り広げられているのは、GKの2枠である。

 過去の五輪世代を振り返っても、J1クラブで正GKを務めている選手が4人もいたことはなく、史上最高レベルの争いと言っていい。

 メンバー予想となると、これまでの起用から考えて谷晃生は当確。2枠目は、実績で抜きん出ている大迫敬介が有力だろう。

 だが、沖悠哉は、足下の技術なら4選手のなかでもナンバー1。18歳の鈴木彩艶も、最近の充実ぶりが著しい。

 わずか18人のメンバー選びのなかでも、最も贅沢な悩みはここにある。

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