国内で続々 イタリア発のスイーツ「マリトッツォ」が躍進する理由

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2021年06月14日 10:00  AERA dot.

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写真プリンチのマリトッツォは、ヘーゼルナッツを使った「ノッチョーラ」(左)と、ベリーソースの2種(各418円)(撮影/福光恵)
プリンチのマリトッツォは、ヘーゼルナッツを使った「ノッチョーラ」(左)と、ベリーソースの2種(各418円)(撮影/福光恵)
 ローマ発という”マリトッツォ”が人気だ。ブリオッシュ生地にクリームを挟んだスイーツで、隆盛の背景にはコロナ禍の影響もあるという。AERA2021年6月14日号から。

【写真】コーテシーのマリトッツォは売り切れも多いので、予約がおすすめ

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 パクッと開いたブリオッシュ生地に、はみ出さんばかりにぎっちり詰まった真っ白なクリーム──。最近、そんなコロンとしたキュートなビジュアルを、やたらと見かけるようになった。

 そのひとつにかぶりついてみた。ふわふわのブリオッシュ生地と、さっぱり系の生クリームが奏でるのは、見かけによらないライトな食感。拳大サイズもペロリといけてしまう、ヤバいやつには間違いない。

 こちら2021年のトレンドスイーツ、ナンバーワンとの呼び声も高い「マリトッツォ」なるスイーツ。1990年代に流行したティラミスやパンナコッタなど、甘い物好きの心を乱してきたイタリア生まれのスイーツは数多いが、かの国から令和の日本に放たれた最新スイーツとなっている。

■春から投稿が急増

「マリトッツォというワードは、昨年9月頃から投稿に出現し始め、今年の春になると一気に投稿が増えています」

 グルメアプリ「SARAH」に集まった投稿データを集計・分析するサービス「FoodDataBank」のプロダクトマネージャー倉内彰さんはそう話す。目立つのは、20〜30代の女性からの投稿だという。

 マリトッツォはそもそもイタリアのローマ発祥の伝統的なお菓子で、一説には古代ローマ時代に生まれたものとも。そんな歴史あるお菓子が、なぜここ数年、日本でヒットすることになったのか。きっかけのひとつが、コロナ禍だった。

「午前中に集中しがちな、店内の混雑や行列をなんとか分散できないか。そう考えて、午後のおやつタイムに買いに来てもらえるようなメニューを探した。弊社は系列にイタリア料理店もあり、いきついたのが、マリトッツォでした」

 昨年2月からいち早くマリトッツォの販売を始め、今回のブームの火付け役と呼ばれることも多い福岡のベーカリー「アマムダコタン」のエリアサービス長の小川裕司さんはそう話す。

 プレーンタイプのマリトッツォをインスタなどで紹介したところ、そのビジュアルのインパクトからアクセスが爆発、一気に人気商品のひとつに上り詰めた。以来、マリトッツォ人気が全国に飛び火。ベーカリーや洋菓子店から山崎製パンまで、さまざまな専門店やメーカーが、思い思いのマリトッツォを売り出すようになった。

「マリトッツォについての投稿は、見た目のインパクトだけでなく、味についてもしっかり言及されているものが多い。今後はますます味のバリエーションが出てくることが期待されます」

■味わいはさまざま

 前出、倉内さんもそう言うように、マリトッツォと言っても、お店によって味わいはさまざま。例えば、昨年2月からシュー生地を使ったマリトッツォの販売を始めた“老舗”がスターバックス系列のイタリアンベーカリー「プリンチ」(東京・代官山T−SITEなど)だ。

 その後、昨年11月にはブリオッシュ生地を使う今のスタイルに。ベーカリーならではのこだわりで、生地と生クリームが同時に溶けるような口溶けのよさが自慢だ。ベリーのソース入り生クリームの「ランポーネ&フラーゴラ」などペロリ度が高い。

 溜池山王駅近くのイタリア料理店「コーテシー」も人気だ。フルーツのマリトッツォは、6月からイチゴに代わってパッションフルーツが登場する。本場では朝食代わりだけに、価格もケーキより抑えめ。そんな新スイーツで一息つこう。

(ライター・福光恵)

※AERA 2021年6月14日号

このニュースに関するつぶやき

  • 七宝のカフェで初めていただいた。「発掘」してブームにしていくんだな。
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  • パスタ、ピザ、ティラミス、ジェラート…… イタリア発のものは大体美味しい
    • イイネ!41
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