アメリカ太平洋艦隊司令官 航海中の空母ロナルド・レーガンを視察

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2021年06月14日 19:31  おたくま経済新聞

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アメリカ太平洋艦隊司令官 航海中の空母ロナルド・レーガンを視察

 アメリカ海軍は2021年6月11日(現地時間)、太平洋艦隊司令官のサミュエル・パパロ大将が、フィリピン海を航行する空母ロナルド・レーガンを6月9日に視察したと発表しました。


 パパロ大将はロナルド・レーガン空母打撃群(CSG-5)司令官のウィル・ペニントン少将らと会談し、海軍で唯一海外に前方配備されている空母の様子を確かめました。


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 2021年5月に太平洋艦隊司令官として着任したパパロ大将は、かつて横須賀に前方配備されていた空母キティホークとともに日本で勤務した経験がある、元トップガンの戦闘機パイロット。艦は異なりますが、空母ロナルド・レーガンの乗組員やパイロットとは、その気持ちを理解できる司令官です。


 C-2Aグレイハウンド輸送機で空母ロナルド・レーガンに着艦したパパロ大将は、飛行甲板で乗組員の歓迎を受けます。パパロ大将は艦内を視察し、戦闘指揮所にて乗組員に対し、放送を通じて訓示を行いました。


 訓示でパパロ大将は「諸君が世界中での戦闘に対応するため、常にカミソリの刃(戦技)を磨き続けているのを知っているので、今日ここで諸君らと話をすることは非常に重要でした。特に諸君らのチームワーク、懸命な仕事ぶり、戦闘への即応性、忠誠心、熱意には心打たれました。私はこのチームとともにあることができ、この上なく誇りに思います」との言葉を口にしています。


 空母ロナルド・レーガンは巡洋艦シャイローをともない、横須賀を5月19日に出港。5月26日〜29日には沖縄東方の海域で、海上自衛隊の護衛艦いせと共同訓練を実施しました。


 一連の訓練では、編隊を組んでの航行のほか、いせ艦載機のSH-60Kが巡洋艦シャイローに着艦する訓練も実施。大きさや能力の異なる艦でも問題なく発着艦ができるよう、相互運用性の向上が図られました。


 艦載機部隊CVW-5の一員であるヘリコプター飛行隊HSC-12「ゴールデン・ファルコンズ」のジャスティン・オット隊長は「前第5艦隊司令官を迎え、太平洋艦隊司令官としてのお考えを知ることができて良かったと思います。提督のお考えを知ることは、リーダーとしてのあり方にインパクトを与え、この遠征中における指針になってくれます」と、パパロ大将の訓示を受けてコメントしています。


 5月末にはハワイを出港した駆逐艦ハルゼーが合流したロナルド・レーガン空母打撃群。引き続き日本周辺海域や南シナ海など、インド太平洋地域を航海して訓練を重ねていきます。


<出典・引用>
アメリカ海軍 ニュースリリース
海上自衛隊 プレスリリース
Image:U.S.Navy


(咲村珠樹)


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