0系新幹線にそっくり!?!? ソ連がつくった高速列車のマニアなお話

3

2021年06月14日 20:03  ねとらぼ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ねとらぼ

写真ロシアには、ソ連時代につくられた「0系新幹線そっくり」の列車が走っていた!?(写真は現行の高速列車サプサン)
ロシアには、ソ連時代につくられた「0系新幹線そっくり」の列車が走っていた!?(写真は現行の高速列車サプサン)

 ソビエト連邦が崩壊して今年(2021年)で早30年。社会主義時代につくられたモノはレトロで、ときにブッ飛んでいることから、一定数のファン、マニアがいます。今回はソビエト連邦が作った「おぉぉ?」な高速電車を紹介します。



【画像】「0系新幹線にそっくり」なソ連の高速列車



 まずは説明抜きで「高速電車ER(ЭР)200形」を見てください。どことなく「0系新幹線」に似ていませんか? 突き出たノーズ、すらりとスマートな白いボディーと青帯、高い位置の運転台。スカートが青だったらもっとソックリな印象が強まったはずです。



 ER200形は1960年代後半から製造開発が始まり、完成したのは1970年代半ば。日本で0系新幹線がデビューしてから約10年後のことです。最高速度は時速200キロ、1編成14両。こんな仕様も新幹線と少し似ています。



 車内は2列+2列のリクライニングシートが並び、エアコンと電熱ヒーターを備えた、当時としてはかなりのゴージャス仕様。先頭車にはビュッフェも設けられていました。しかしずいぶん窮屈だったとか。そのため車内販売の方が好評だったそうです。



 ER200形は製造後すぐに定期列車には就かず、長らく試運転が続けられました。製造から約10年が経過した1984(昭和59)年にようやくモスクワ〜レニングラード(サンクトペテルブルク)間で定期列車としてデビューしました。



●モスクワ〜レニングラードを約5時間、ノンストップで結んだ



 当時のソ連鉄道時刻表を見ると、ER200形はモスクワ12時53分発、レニングラード17時52分着と記録があります。所要時間は約5時間、しかもノンストップでした。



 モスクワとレニングラードは約650キロ離れているので、平均速度は時速約130キロ。「健闘」と表現していいでしょう。参考までに他の優等列車は同区間で約6時間かかっていたのですから。



 しかしER200形を使った列車は週1便だけでした。



 当時、ソビエト連邦は「停滞の時代」。ER200形を本格的に量産する余力はなかったのです。最終的に2編成生産しただけにとどまりました。それでもER200形はモスクワ〜サンクトペテルブルク間の特急に使われ続け、つい最近、2009年まで活躍しました。



 2021年現在、モスクワ〜サンクトペテルブルク間にはドイツ製の高速電車「サプサン」が運行されています。これはこれで近代的で格好いいですが、あのような姿のロシア製高速電車をもう一度見たい! と思うのは筆者だけでしょうか。



(新田浩之)


このニュースに関するつぶやき

  • ・・・丸い鼻がないので「どこが0系?」と・・・
    • イイネ!1
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

前日のランキングへ

ニュース設定