Apple Musicは、7,500万曲以上の多彩なジャンル、アーティストの音楽作品を配信しています。ミュージックビデオの視聴もできたり、無料で聴けるインターネットラジオ「Apple Music 1」の番組も充実しています。Apple Musicは、アップルのiPhoneにiPad、MacやApple TVなどの再生機器以外にもAndroid端末、Webブラウザーによるリスニングなど幅広く対応しています。
Apple Musicの空間オーディオに対応するコンテンツは、サービス開始時点で数千曲以上あります。これらの楽曲は、従来通りのステレオ再生でも楽しめます。iOSの「設定」アプリを開き、「ミュージック」の中に並ぶ「ドルビーアトモス」の設定項目を「自動」にすると、AirPodsシリーズのほか、Apple W1/Apple H1チップを内蔵するBeats by Dr.Dreのワイヤレスイヤホン・ヘッドホンの場合は、自動的に空間オーディオバージョンを選んで再生します。
iPadOSは14.6以上、macOSは11.4以上の環境であれば空間オーディオ再生が楽しめます。Apple TV 4KではtvOS 14.6以上にアップデートしてから、アップルのHomePodスピーカーに出力するか、またはドルビーアトモスに対応するオーディオ機器にHDMIケーブルで接続、またはBluetoothでiPhoneの場合と同様にAirPodsシリーズなどのイヤホン・ヘッドホンに接続して空間オーディオを聴くことができます。
Apple Musicに新しく追加された空間オーディオに対応する数千曲以上の作品は、iPhoneの場合「ミュージック」アプリを開くと「見つける」タブの中に並ぶ「空間オーディオのプレイリスト」から探す方法が最もシンプルです。対応する楽曲は、アプリのドルビーアトモスの設定が「オフ」になっていない限り、再生中画面に「Dolby Atmos」のロゴマークが表示されるので、こちらが目印になります。
Apple Musicの空間オーディオに対応するコンテンツも、今年の秋からこのダイナミックヘッドトラッキングに対応することが、新情報として6月10日にアップルから発表されました。いまはまだ空間オーディオに対応していないApple Musicのミュージックビデオこそ、ぜひこのダイナミックヘッドトラッキングで聴けるようになってほしいと筆者は期待します。