NZ出身“Kiwi”の引退ペアがRSCバサースト1000で復活。マーフィー/スタナウェイ組が参戦へ

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2021年06月15日 07:11  AUTOSPORT web

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写真Erebus Motorsport(エレバス・モータースポーツ)から2021年の
Erebus Motorsport(エレバス・モータースポーツ)から2021年の"バサースト1000"参戦が決まったグレッグ・マーフィー(左)とリッチー・スタナウェイ
 2021年も定番の10月開催を予定するRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップ最大の祭典『バサースト1000』に向け、現在ホールデン陣営のトップチームとして活動するエレバス・モータースポーツがワイルドカード枠の参戦ドライバーを発表した。シリーズのレジェンドとして、このお祭りイベントで4勝を飾っているグレッグ・マーフィーと、惜しくも2019年限りで現役を退いたリッチー・スタナウェイという2名の“Kiwi(キウィ/ニュージーランド出身者)”が強力タッグを組むことが決まった。

 オーストラリア大陸を代表するツーリングカー選手権でも、シーズン中の特別な1戦としてその名を世界に轟かせるバサースト1000は、毎年のようにワイルドカード枠で豪華ゲストドライバーのエントリーを迎え入れてきた。

 その2021年大会最初の枠としてアナウンスされたErebusの51号車には、7年前の引退以来ひさびさのレースアクションとなるマーフィーと、2019年に28歳の若さで引退を決めたスタナウェイが起用されることとなった。

 このペアリングは、チームのメインパートナーである地元の通信企業Boost Mobile(ブースト・モバイル)の働きかけによるもので、創業者のピーター・アーダートンは1990年代からマーフィーとの個人的関係を築いていた。

「すべては突然に決まったことだ。ある日、このプランを望んでいる人々が私のところに訪ねてきて、あれよあれよと話が進んでいった」と明かした現在48歳のマーフィー。

「私にとっても、意味のある場所に戻ってレースをする機会が与えられ、とても幸運に感じているんだ。ピーター(・アーダートン)は私がプロとして、フルタイムのレーシングドライバーになるため重要な役割を果たしてくれた」と続けたマーフィー。

「チームCEOのバリー(・ライアン)とも何度か一緒に仕事をしてきたが、お互いに大きな経緯を払ってきた。その我々が現代に戻り、いくつかの思い出話を共有するのは楽しい出来事になるだろう。この新しい旅を楽しみにしているよ」

 一方、当時のVASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーでは、フォード陣営のティックフォード・レーシングからレギュラーに昇格し、その後は古豪ギャリー・ロジャース・モータースポーツ(GRM)で戦ったスタナウェイも、その両時代を通じてブースト・モバイルからの支援を受けてきた。

■「当初のアイデアはちょっとした冗談だった(笑)」と明かしたアーダートンCEO

「最初に聞いた時は、ピーターがそれほど真剣に言っているわけじゃないと思っていたんだけど、その後も彼は熱心に連絡をくれたんだ」と語ったスタナウェイ。

「僕は現役時代からブーストと本当に良い関係を築いてきた。こうして個人をサポートし、信じてくれるスポンサーがいることは素晴らしいことだね。そんなプロジェクトが具現化したこともうれしく思っている。そしてマーフと一緒に走れることも心底、楽しみなんだ」

「彼はいつも僕の大きなインスピレーションであり、彼と組んで同じマシンをドライブするのは、このカムバックの大きな理由のひとつだ。シリーズ最大の1戦に才能あるドライバーが参加するのは、いつだって素晴らしいことだよね」

 そのスタナウェイの感触どおり、このワイルドカード・ペアの参戦計画をまとめ上げたピーター・アーダートンCEOは、プランを提案した当初から、そのアイデアへの反応が計画実現の主な要因であったと明かした。

「当初のアイデアはちょっとした冗談だったが(笑)、ファンの反応が素晴らしかった故に、私はこのチームを彼らのために実現させたかったんだ」と語ったアーダートンCEO。

「そして、直接本人たちに電話を掛けたんだ。彼らも最初は興味がなかったようだが(笑)、彼らは我々がやろうとしていることを理解し、考えを変えるのにそれほど時間は掛からなかったよ」

 直近には2022年の新規定導入に合わせた新型モデル『シボレー・カマロZL1』の導入をアナウンスしているエレバス・モータースポーツは、この世界では「エンターテインメントとファンこそが、スーパーカーの成功の鍵である」と深く理解しているチームでもあり、新型車導入を前に夢のペアリングで『バサースト1000』へと挑む。
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