熱血弁護士、放送でカットされた幻のSASUKE参戦 次なる挑戦は「公認会計士」試験

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2021年06月15日 21:11  弁護士ドットコム

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6月から西口竜司弁護士の連載コラム「熱血・西口弁護士のなんでやねん事件簿」がスタートします。弁護士のあるある話から、実際にどうやって弁護士に相談すれば良いのかまで、弁護士を身近に感じてもらえるような内容をお届けします。


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「友達のように気軽に相談できる弁護士」を目指しているという西口弁護士に、まずは自己紹介をしてもらいました。



●弁護士業務にも役に立っているアメフト

みなさま、初めまして。神戸市の郊外で弁護士兼中小企業診断士をしております西口竜司と申します。弁護士ドットコムニュースにもしばしばコメントをさせて頂いております。



ところで、今回からコラムを書かせて頂くことになりました。真面目な性格なので(汗)面白いことを書く自信はありませんが、頑張って書かせて頂きます。法律を身近に感じてもらえると嬉しいなと思っております。



少し思い出話にお付き合いください。仕事柄自己開示が大切なんですが、この話をすると一部の方が食いついてくれます。



私は、大学1年のときから弁護士3年目までアメフトをやっておりました。アメフトって日本ではマイナースポーツでプレー経験がある方は少ないため、お客様がアメフト関係者だと話がはずみ、そのまま顧問契約なんていうこともあります。



アメフトは、頭脳、体力、チームワークのスポーツなんですが、弁護士業務には非常に役に立っていますね。今でもたまにグランドでボールを蹴って一人アメフトを楽しんでいます(涙)。



●SASUKE参戦経験も

また、弁護士ドットコムの記事でコメントをさせて頂いた際、SASUKE参戦経験を書くとネット上で「えっ」というリアクションを頂きます。





学生の頃から出場したかったんですが「流石に無理」と思ってエントリーをすることはなかったのですが、ちょうど6年前に悪乗りでエントリーをしました。もちろん、出場できるわけないと思っていたのですが、弁護士という職業が幸いして書類選考をパスし、予選会に参加できたのです。



予選会に参加することが決定してから、流石に本気でやらないといけないと思い、一念発起週に6回ジムに行き、ときには顧問先のジムでプロスポーツ選手と一緒に汗を流しました。何とか予選会を通過し、本戦に参加したのです。本戦に行ったら凄い人ばかりで興奮しました。しかも、みんな熱くていい人ばかりでした。



結局、1stステージで敗退しましたが、本当にいい思い出を作れました。メンバーとは今でもお付き合いがあります。なお、本戦の模様は喜屋武さんの番宣には利用されたのですが、放送ではカットでした。二回目の挑戦は躊躇しています。



●司法試験予備校の講師、YouTuberとしても活動

実をいうと、私は弁護士業以外にも司法試験予備校の講師、大学院講師、そして、弱小YouTuberとしても活動をしております。色々な方から「よくそんな時間あるよね。弁護士としての仕事をしていないのでは」といったことを言われます。





クライアント様も読んでおられるかもしれないので断言しますが、しっかりと弁護士業務をやっております。最近、優秀なイソ弁さん(法律事務所に雇われている勤務弁護士)の加入で、手持ち事件は少し減少して100件程度です。多いときは150件程度ありました。



事件の割合ですが、知財事件や寺院事件など特殊な事件を中心に、相続や交通事故、離婚、債務整理、債権回収などの事件に従事しております。事件自体は顧問先様企業からの依頼がほとんどを占めています。あわせて、補助金の申請、企業診断等を担当しております。



●西口弁護士の1日は?

そんな私の1日はというと、朝は6時30分に起きます。多分普通かなと思います。起きたらすぐに受験生としての活動に入り、30分程度勉強をします。



今、公認会計士試験に向けて勉強しています。破産事件やM&Aなどの案件をやっていて数字の大事さに気づき、勉強を開始しました。今年初めて受験をします。とにかくしんどいので、今となっては少し後悔している面もあります。受験する以上は頑張ります。



朝ご飯を食べて事務所に8時前に到着します。自宅から事務所まで歩いて15分程度なんです。事務所に到着すると、まずメールの返信と1日の予定作成をします。顧問先様から大量のメールが届きますので、朝のうちに一気に返信をしております。



その後、一般の弁護士と同じように準備書面(裁判所に提出する書面)の作成、相談業務、裁判所への出頭などをしております。いたって普通かもしれません。最近裁判所もオンライン化したので、出頭回数が減少して助かっています。



●YouTubeの撮影はいつやっている?

さて、気になる受験指導の準備やYouTubeの撮影ですが、だいたい仕事が終わってからやっています。3時間の講義をする場合、最低でも同程度の予習が必要になってきますが、仕事後の時間でなんとかしています。昔は講義数も多く、昼間も準備していましたが、今はそこまで講義数もないので夜を利用しているという感じです。



YouTubeの撮影についてもそこまで凝っているわけでもないですし、講義の準備をしないでも話せてしまうので、そこまで手間はかかりません。ここでしれっと書きましたが、最近セミナー講師などをさせて頂く機会が増えました。お話をするための準備にはほとんど時間はかかりません。



資料さえ用意すればしゃべれてしまうんです。慣れというのは怖いですね。講義の仕方については、予備校講師としての長年の経験、セミナー講師の講座受講等で培われたのかなと思っています。今度小学生相手の出張講義があるのですが、子どもを相手に話をするのが一番難しいですね。今もネタを考えています。





土日の過ごし方ですが、先ほども書きましたが、受験生をしておりますので、予備校に行って勉強しています。多い日で1日10時間くらいですね。その他、ジムでトレーニングをしたり、趣味の本を読んだりしています。だから、休みはしっかりとあります。これを休みといっていいのか分かりませんが…。



つらつらと書いてきましたが、文字だけみると「ストイックに頑張ってるね」と言われそうですが、だらだらすることもあり、無駄な時間も多いなと思っています。



最後に、私の日常は時間との戦いです。裁判所の書面を間に合わせ、契約書の確認を時間内にし、講義のレジュメを間に合わせるという具合です。



どちらかというと要領のいい方(世間的には雑というかも)なので、何とかこなせているのかなとは思います。



こんな私ではありますが、今後読者の皆様に楽しんでいただけるようなことを書きたいなと思っていますし、聞きたいなと思うことがあったらどんどんリクエスト頂ければ嬉しいです。



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【取材協力弁護士】
西口 竜司(にしぐち・りゅうじ)弁護士
法科大学院1期生。「こんな弁護士がいてもいい」というスローガンのもと、気さくで身近な弁護士をめざし多方面で活躍中。予備校での講師活動や執筆を通じての未来の法律家の育成や一般の方にわかりやすい法律セミナー等を行っている。SASUKE2015本戦にも参戦した。弁護士Youtuberとしても活動を開始している。
事務所名:神戸マリン綜合法律事務所
事務所URL:http://www.kobemarin.com/


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