コクヨ「しゅくだいやる気ペン」正直レビュー - シンプルな仕組みで子どものテンションを上げるアイデア文房具

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2021年06月16日 10:01  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
「私、宿題が大好きなんだ〜! たくさん宿題が出るとワクワクするんだよね。早く家に帰って宿題をやりた〜い」。……そんなことを言う小学生がいたら生い立ちを詳しくインタビューしてみたいほどに、宿題は子どもにとって「やりたくない」ものだと思うんですよ。一般的には。

筆者の娘も、そんな普通の小学3年生。YouTubeでの動画視聴やテレビゲームに関しては大人顔負けの集中力を発揮するんですが、ご多分に漏れず、宿題については全くやる気がございません。むしろ3年生になって宿題の量が増えてしまって、さらにテンション下げてしまった感さえあります。

ということで、今回は「かきたくなる。ほめたくなる」がコンセプトという文房具メーカー・コクヨの「しゅくだいやる気ペン【iOS・Android両対応】NST-YRK1」を試してみることにしました。結論から述べますとね、非常に良かったです。

○「頑張り」を可視化する仕組み

「しゅくだいやる気ペン」は鉛筆に取り付けるタイプのアタッチメント・ガジェット。「しゅくだいやる気ペン」で宿題をやればやるほど、機器のライトの色が変化して「どのくらい頑張れたのか」が「可視化される」という仕組み。

宿題が終わったら、「しゅくだいやる気ペン」に溜まった「やる気のエネルギー」をスマートフォンのアプリに注入。その分だけアイテムがもらえるなどのご褒美があるんですな。

身も蓋もなく言えば、「鉛筆で書けば書くほどライトの色が変わる」文房具。色が変わる、こんなにシンプルなアイデアで、子どもが宿題やるの? って思うじゃないですか。少なくともうちの娘に限って言えば、相当やる気だしてくれました。「しゅくだいやる気ペン」を考えたアンタ、天才だよ。
○「あっ、黄色になった!」

「やる気パワー量」カードを一緒に見ながら、「今はライトの色がうすみどりだね。宿題をやっていると、だんだんと色が変わっていくよ」と仕組みを説明。この日がはじめての「しゅくだいやる気ペン」でしたが、見ていたところ、ライトの色をとにかく変えたい一心でがんばってくれます。

「まだ赤い。ねえ、これどのくらいの時間で色が変わるの?」
「あっ、黄色になった!」
「あーもうあと1ページしかない」
(実際の発言より)

勉強中とは思えないテンションの高さで、ぐんぐん進めていくうちの娘。思わずパパ(筆者)も、「え、こんなにもうやったの?」「やばい早さ! さすがだね〜」と褒めまくってしまいました。宿題という苦行の時間が、こんなにも安らぎに包まれたのははじめてです……。

小学生の宿題の多くは、同じ漢字を何度も書き写したり、似たような算数の問題をひたすら解きまくる、すなわち「反復練習」なんですよね。その「反復の退屈さ」が、小学生にとっては苦痛であり宿題をやりたくない気持ちの根っこのひとつだと思うんですよ。

そこに来て、「たくさん書く」ことを「ゲーム」化して「楽しいこと」に反転させてしまったのが、この「しゅくだいやる気ペン」のアイデアということなのでしょう。
○気になった点は

最後に気になった点を1つ。ガジェットの形状の関係で、手が小さめのお子さんの場合、持ち手の部分がやや太めに感じることがあるかもしれません。

筆者が測ってみたところ、

持ち手部分の周囲は1.3cm。通常の鉛筆が0.8cmほどだったので、一回り太くなるようなイメージです。ま、あまり気にならないかもしれませんが。

テレワークをする機会も増えて、子どもの宿題を見てあげる時間が増えた親御さんも多いはず。「宿題を早くやりなさい」と言うの、疲れたよ……という人は試してみる価値ありです。(MN ワーク&ライフ編集部)
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