【脱・生乾き!】"臭い大人"になりたくない人は必見!! 社会人が覚えておきたい梅雨の正しい洗濯方法とは?

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2021年06月18日 11:01  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
今年も本格的な梅雨の時期に突入しました。こうも雨続きだと外出するのも億劫になってきますが、特に頭を悩ますのが「洗濯物」に関する困りごとです。

リンナイ株式会社が実施した調査(※)によると、「梅雨時の洗濯に関する悩み」について、「乾きづらい」と回答した人は80%、「(洗濯物から)生乾きの臭いがする」と回答した人は63.5%にも上ります。

何も困っていることがない、という人はわずか7.2%しかおらず、約93%の人は梅雨の洗濯に悩みを抱えていることが明らかになりました。

特に、一人暮らしを始めたばかりの社会人や学生にとって、この問題は深刻。勝手がわからず、気付けば「明日着るものがない!!」という事態に陥る可能性も……。

そこで今回は、毎日の洗濯を楽しくするために活動を続ける選択のプロ集団「洗濯ブラザーズ」に、梅雨の正しい洗濯術について、お話をうかがいました。

洗濯ブラザーズ
茂木貴史、茂木康之、今井良の3人で結成し、毎日の洗濯を楽しくハッピーにするための活動をするプロ集団。
横浜でクリーニング店「LIVRER YOKOHAMA(リブレ ヨコハマ)」を経営するかたわら、劇団四季、クレイジーケンバンドなど国内外の有名アーティストの衣装クリーニングを行う。また、オリジナルのナチュラル洗剤を開発し、好評を博している。
毎日の洗濯が、「嫌いな家事」から「好きな家事」になるように、洗濯の楽しさを伝える活動を実施。メディア出演が急増中。著書に8万部突破のベストセラー『日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』(アスコム刊)。

(※)【調査概要】リンナイ調べ 調査時期:2021年4月10日〜4月11日、調査方法:インターネット調査、調査対象:20〜60代 男女 計1,000人、調査エリア:全国47都道府県
○気になる「部屋干しの臭い」を解決する3つの方法

梅雨の時期は、なかなかベランダに洗濯物を干すことができません。かと言って家の中に干すと、部屋干しの臭いが気になります。このジレンマを解決する方法はあるのでしょうか?

洗濯ブラザーズによると、"部屋干し臭"を回避するためには、以下の3つが大切だそう。

洗濯槽の掃除
衣類の保管方法
たっぷりの水で洗うこと

それぞれの理由について、詳しくお聞きしました。
○1.洗濯槽の掃除

「"部屋干し臭"の原因となるモラクセラ菌などの雑菌は、洗濯槽の裏側に住みついています。洗濯槽が汚れていると、衣類にも菌が付きやすくなります。特に湿気の多い梅雨の季節は菌が繁殖しやすいので、月1回は洗濯槽の洗浄をしてください」
○2.衣類の保管方法

「乾いた衣類と濡れた衣類を一緒にしない、ということも大切です。濡れている衣類をすぐに洗えない場合は、一旦、干しておきましょう。また、洗濯槽の中で衣類を保管しないように心掛けてください」

○3.たっぷりの水で洗うこと

「洗濯時の水が少ないと、"すすぎ性"が悪くなってしまい、結果的にちゃんと洗うことができません。たっぷりのお水で洗うことで洗浄力は上がりますので、洗濯機を使うときは多めの水で洗うことを意識しましょう」

衣類の汚れは気にしても、洗濯機の汚れを気にしている人は少ないのではないでしょうか? しかし、実は臭いの原因となる菌は洗濯槽の裏側に住みついています。洗濯機の汚れを無視したまま衣類を洗濯しても、汚れは綺麗に落とせません。月に一度は洗濯機を掃除しましょう。

また、臭いの原因となる菌は水分を好みます。乾いた衣類に菌が移らないようにするためにも、乾いた衣類と濡れた衣類を分けて保管することは重要です。

さらに、洗濯中の水量が少ないと、汚れがしっかり浮き上がらなかったり、一度落とした汚れが衣類に戻ってしまったりする危険性もあるので、水量は洗濯機が示す目安よりも多めを意識するとよいでしょう。
○週末の"まとめ洗い"はNG!! 「汚れ」が「シミ」に進化してしまう?

平日が忙しいと、どうしても家事は週末に偏ってしまいがち。洗濯物も土日にまとめているという人も多いと思います。しかし、洗濯ブラザーズによると、この方法はNG。

「週末にまとめて洗うのは、あまりよくありません。普通の汚れが『シミ』になたり、『ニオイ菌』が増えてしまったりと、さまざまな問題が出てくるからです。僕たち洗濯ブラザーズが『汚れ』と呼ぶのは、服について1週間以内のものです。それ以上、経過したものは『シミ』に変わります」

では、「汚れ」と「シミ」の違いはどこにあるのでしょうか?

「『汚れ』は、まだ繊維の表面に付いているだけの状態ですが、『シミ』は繊維の奥まで入り込み、酸化して固まってしまった状態です。なので、時間の経過とともに汚れが落ちにくくなってしまいます。また、まとめて洗ってしまうと、洗濯物を干すスペースを充分に確保できない場合も多く、かえって乾きにくい状態を招いて、ニオイ菌を増やしてしまうこともあります」

カーテンレールに所狭しと並ぶ洗濯物の数々……多くの人がこの光景に心当たりがあるのではないでしょうか?

「汚れ」を「シミ」にしないためにも、洗濯は週末に集中させず、こまめに行っていくことが大切です。
○シャツやスラックスも自宅洗い可! 正しい知識で良い洗濯ライフを!

ところで、毎日のように着るワイシャツやスラックスは自分で洗ってもいいのでしょうか? これは社会人として最も気になる疑問のひとつ。この機会に、洗濯ブラザーズに伺ってみました。

「デリケートな繊維を使っていない場合は、ワイシャツやスラックスも洗濯機で洗って大丈夫です。ただし、型崩れを防ぐためにも、洗濯ネットにきれいに畳んで入れましょう。ネットの中で洗濯物が動かないように、ネットに余っている部分があれば、しばって使うことをオススメします。そして、洗濯機は"弱水流モード<デリケートモード>"に設定して洗ってください」

シャツにシワがつかないように、そしてスラックスのクリース(折り目)がなくならないように意識すれば、自宅で洗濯しても問題なし、とのこと。これは実に耳寄りな情報でした!

週一しか洗濯せず、そのうえ強烈な"部屋干し臭"や"生乾き臭"をまとってしまったら、明日着る服さえなくなってしまいます。そうならないためにも、洗濯ブラザーズのアドバイスを活かしながら、正しい知識で爽やかな洗濯ライフを送りましょう!!(猿川佑)
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