プロ野球選手たちの“意外な”特技&趣味 プレーぶりとは真逆なものも?

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2021年06月20日 18:00  AERA dot.

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写真大洋、巨人などでプレーした屋鋪要 (c)朝日新聞社
大洋、巨人などでプレーした屋鋪要 (c)朝日新聞社
 少年時代に野球以外の競技でも才能を発揮していたスポーツ万能のプロ野球選手は多いが、スポーツ以外でも思わずビックリの特技や趣味を持つ者も少なくない。

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 小学生の頃からピアノが趣味で、中学時代には合唱コンクールでピアノを伴奏したエピソードでも知られるのが、西武の主砲・山川穂高だ。

 今でもピアノを続けているのは、「弾いていると落ち着くから」というのが理由。高3の夏、高校野球を引退後、大学に進学するまでの時間を利用して、約半年間、ピアノ教室にも通っている。大学の寮にもピアノを持ち込み、「カラオケに行く感覚で」息抜きに弾いていたというから、生活の一部と言っても過言ではない。

 昨年4月14日にインスタグラムを更新し、「エリーゼのために」を演奏している動画が公開されたが、「昼からレモンサワーを飲み過ぎた。ベートーベンさんに怒られる」とコメントしながらも、楽譜を見ることもなく、余裕の表情で演奏する姿に、ファンから「ちょっと感動!」「ギャップが凄いです!」など称賛の声が相次いだ。

 このほか久石譲の「Summer」やパッヘルベルの「カノン」、松谷卓の「TAKUMI/匠」などもレパートリーで、「エリーゼのために」同様、楽譜を見ずに弾けるという。

 また、山川は5歳のときから母親の勧めで書道も習っており、中学3年のときに8段を取得している。「勇往邁進」など座右の銘も色紙に描いて披露。その達筆ぶりも話題を呼んでいる。

 シーズンオフやキャンプ中に将棋の対局で話題を提供したのが、巨人・丸佳浩だ。

 小学生のときに父親を相手に将棋をやっていたのがきっかけで、プロ入り後も、試合前の空き時間にチームメイトと対局を楽しんだり、オフにも自宅で洗濯物を干しながら、将棋関連のユーチューブ鑑賞を楽しむほど、ハマっている。

 昨年12月に行われた「プロ野球最強将棋王決定戦」では、これまた小学生時代から将棋をやっていたロッテ・安田尚憲を98手で撃破。優勝こそ中日・平田良介に譲ったものの、球界ナンバー2に相当する準優勝を手にした。

 今年2月10日にも、「プロ野球を待ちわびるファンのために」と沖縄キャンプ中にインスタライブ配信の第1回「G王戦」を行い、ライバル・炭谷銀仁朗を約50分にわたる熱戦の末破り、見事初代“G王”となった。

 対局後、「序盤につなげられ、僕のミスからだいぶ危なかった。銀さんもやらかしてくれたので」と反省も忘れなかった丸だが、これからも良きライバルと切磋琢磨していけば、平田に雪辱できる日も近いかもしれない。

 一方、現役引退組では、横浜大洋時代に3年連続盗塁王に輝いた屋鋪要が、少年野球や大学野球の指導者を務める一方、“鉄道文化人”としても注目を集めている。

 子供の頃からSLが大好きで、写真撮影はもとより、発車音や駅のアナウンスも録音するなど、現在の撮り鉄も顔負けするほどハマりまくっていた。

 だが、中学から寮生活になり、プロ野球選手を辞めるまで、やりたくてもできない我慢の日々が続いた。「そんなストレスみたいなものを一気に発散する形で」、06年4月から日本全国に現存するSL(保存蒸気)の写真を一眼レフで撮りはじめた。少年野球の指導で毎週全国各地を飛び回っていたことも幸いし、9割以上は野球教室の出張の際に空いた時間を有効活用して撮影できたという。

 そして、日本の保存蒸気全601輌の写真と最新所在地を紹介した「屋鋪要の保存蒸機完全制覇」(14年・NEKO MOOK)や「遥かなる鐵路─いま逢いに行ける蒸気機関車」(19年・日本写真企画)を刊行。「蒸気機関車って、保存場所が変わったりするたびに修復されてきれいになるんです。それをまた撮り歩きしてみたいな」と夢は尽きることがない。

 日本ハムの2軍総合コーチ兼投手コーチを務める木田優夫も、現役時代からイラストが得意で、“木田画伯”の異名をとる。

「絵を描くのはもともと楽しかったから」と小・中・高の授業中に先生の似顔絵を描きながら、独特のタッチの画才を磨きに磨いた。現役時代には、外食先で見かけた見ず知らずの人物の似顔絵を描き、店員に見せて「この人探してるんだけど」とおどけて笑わせたエピソードもある。

 BCリーグ・石川ミリオンスターズ時代の13年には、現役選手としては史上初の選手名鑑となるイラスト本「木田優夫のプロ野球選手迷鑑」(新紀元社)も刊行。日本ハムコーチ就任後の昨年5月にも、コロナ禍でプロ野球開幕が延期になったことを受け、「外出自粛を続けるファンに楽しんでもらえば」と、監督、コーチ、選手全91人のイラスト付Tシャツの受注生産販売を行った。

「似顔絵を見て、(似ていなくても)怒らないでくれ……。僕なりに一生懸命描いたので」と呼びかけた木田画伯だったが、杉谷拳士に「特徴をめっちゃとらえてるなと思いました」と褒められるなど、自宅の床に無数の失敗作を重ねながら、一生懸命描きつづけた苦労が報われた。

 このほか、50歳まで現役を続けた中日の“レジェンド”山本昌が、ラジコン、クワガタ飼育、釣りなど多趣味を誇り、ソフトバンク球団会長付特別アドバイザーに就任した城島健司も、自らテレビの釣り番組「城島健司のJ的な釣りテレビ」をプロデュースするほどの釣り好きで知られている。(文・久保田龍雄)

●プロフィール
久保田龍雄/1960年生まれ。東京都出身。中央大学文学部卒業後、地方紙の記者を経て独立。プロアマ問わず野球を中心に執筆活動を展開している。きめの細かいデータと史実に基づいた考察には定評がある。最新刊は電子書籍「プロ野球B級ニュース事件簿2019」(野球文明叢書)。









このニュースに関するつぶやき

  • 山本マサさんはラジコン。アイルトン・セナもラジコンが趣味!
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  • 王会長、ピアノ弾けるんよな( ゚д゚)
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