好きなことで自由に仕事をしている?実は孤独な「クリエイター」ありそうでなかった交流会が静かな人気

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2021年06月20日 20:50  まいどなニュース

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写真イラスト担当:唯一無二のてつし デザイン担当:雪見ゆき
イラスト担当:唯一無二のてつし デザイン担当:雪見ゆき

イラストレーターやデザイナー、ライターなどの、いわゆる「クリエイター」と聞くと、どんなイメージを持つだろうか。好きなことで好きなように食べていける、「理想の働き方」を実現している存在…?

【写真】こういう仕組みをつくれば永遠に仕事が回ってくる!?

彼らは会社に属することもあるが、フリーランスも多い。実は、ふとした瞬間に「孤独」を感じる人も少なくないのである。自ら行う営業活動、黙々と続く制作、難しいクライアントとのやりとり…。基本的に仕事を進めるのは自分独り。そんなフリーランスならではの悩みを分かち合える相手が、あまり周りにいないのも原因だ。

そんなときは、やはり仲間を増やすに限る。今、密かに注目を集めているのが、クリエイターの横のつながりをつくるオンライン交流会「クリエイターアッセンブル」。主宰しているのは、イラストレーターの「唯一無二のてつし」さんだ。

2020年10月にスタート。開催は月1回、2時間程度。イラストレーターやデザイナーエンジニア、ライター、音楽制作者など毎回15人ほどが参加する。もちろん初めての参加も大歓迎だ。1人15秒の自己紹介とクリエイター同士の情報交換、交流タイムが設けられており、中でも目玉は専門家によるレクチャー。営業に長けたクリエイターによる営業手法、弁理士による商標登録に関する知識などを伝授してもらえる。

クリエイター同士がつながることにはどんなメリットがあるのだろうか。運営の1人であるGullig代表の田中侑助さんによると、「大きく2つある」らしい。

1つ目は、仕事の循環。例えば、イラストの依頼を受けたものの、「テイストに合わない」「スケジュールの都合が悪い」といった理由で断ることになるとする。しかし、「それならこのイラストレーターがいますよ」と紹介できる仲間がいるだけで、それはクライアントへの小さなギブになる。

「紹介するクリエイターやクライアントとの関係性が築けるだけでなく、こうした紹介の循環ができることで、いつか自分にも仕事として返ってくるのではないでしょうか」

2つ目が、情報の共有。営業手法や商標登録、著作権などの知識は、フリーランスとして活動する上で欠かせないもの。他にも「単価が低い」「ポートフォリオの作り方がわからない」「他の作家との差別化ができない」「自己アピールが苦手」などなど、クリエイターにはこうした悩みもつきものだ。

「専門家はもちろん、自分が不得手とする分野に秀でている参加者からアドバイスをもらうことで、独力では身につけられないノウハウを得られる。そんな交流会を目指しています」

交流会後、「個人的につながりたい」と思う参加者がいれば運営側がつないでくれるのも大きなメリットだ。実際に交流会に参加することで、仕事につながった例もあるという。田中さん自身、「3つは仕事が決まりました」。筆者も取材のために交流会に参加すると、「今度予定している特別展は、ここで出会った方にお誘いいただいたもの」と話している人がいた。

課題もある。それは「自分の殻にこもりがちクリエイターをいかに動かすか」。

「クリエイターは制作物にこだわるあまり、オンラインのミーティングでも顔出しをしなかったり、交流会に誘っても『そこで必ず仕事がもらえるかどうか』で参加を決定する人が多い気がしていて。そうしたクリエイターの腰を上げ、参加してもらえるような交流会にしていきたいですね」

今や人とのつながりは、オンラインでもどんどん広がる時代。クリエイターやフリーランサーが「孤独」だと思う時代は、終わりつつあるのかもしれない。

次回は2021年6月26日(土)19時〜21時。

(まいどなニュース特約・桑田 萌)

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このニュースに関するつぶやき

  • 自称しちゃうヤツに碌なのおらん
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  • これが「本来のクリエーター」の仕事。 >山形大学開発『歯車型3自由度球面モータ』。 https://twitter.com/ichiipsy/status/1406404425866891267
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