土屋鞄の職人作「3分で赤ちゃんが寝る“抱っこ紐”」!? 軽さと使いやすさの秘密【パパ・ママ兼用】

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2021年06月21日 13:11  ウレぴあ総研

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写真【ベビーキャリア】シンプルでどんな人にもファッションにもなじむ抱っこ紐
【ベビーキャリア】シンプルでどんな人にもファッションにもなじむ抱っこ紐
子育てになくてはならないアイテムといえばいろいろありますが、「抱っこ紐」もそのひとつ。

【使用イメージあり】軽くて機能的!シンプルな「パパ・ママ兼用 抱っこ紐」ギャラリー

子どもが小さくて歩けないうちは、ベビーカーもいいですが、抱っこ紐で抱っこをして移動するのが一番機動性が高く、さまざまな場面で重宝しますよね。

最近では、抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこする男性の姿もよく見かけるようになりました。

とはいえ、現状ほとんどの家庭で育児の主体は女性。育児にまつわるアイテムは、主にママが選んでいるという家庭が多いのではないでしょうか。

そういった場合、パパが色や柄などに「ちょっと男が持つのは恥ずかしい」と文句を言う場合もありがち。

抱っこ紐やベビーカー、マザーズバッグなど、パパが持つのに抵抗があるデザインだと、夫婦喧嘩の元になるなんてことも…!?

そこで今回は、パパも積極的に使いたくなると評判の抱っこ紐「ベビーキャリア」をご紹介。

シンプルで恰好よく、確かな品質の抱っこ紐は「パパママ兼用」をうたっており、どちらが持っても違和感のないデザインです。

商品設計を担当した「アンドロソフィー」の代表取締役・山田麻木さんは、もともとランドセルで有名な「土屋鞄製造所」の出身。自身の子育てでの体験をもとに、「パパの育児を当たり前にする」という理念のもと「ベビーキャリア」を作ったそう。

そんな山田さんに、「ベビーキャリア」のこだわりや開発への想いををうかがいました。

■土屋鞄の職人が作ったパパママ兼用抱っこ紐「ベビーキャリア」とは?

■「パパも当たり前に育児する世界に」開発者の想い

ーー「ベビーキャリア」はとてもシンプルでスタイリッシュなデザインですね。

山田麻木さん(以下敬称略):まず、抱っこ紐って男性がデザイン的に使いにくいものが多いよね、というのがありました。うちも抱っこ紐は妻が買ったので水玉模様でした(笑)。

赤ちゃんの荷物を入れるバッグも花柄で……もちろん持たなきゃいけないんですが、感情的に「ちょっと持ちにくいよね」ということがありまして。

いろいろなママの意見を聞いた中で「パパにも育児してほしいので、パパが持てるものを」というものがありました。そのためには、パパが持ちたくなるデザイン性なども重要かなと。

ーー商品開発にあたって、働くパパたちにインタビューをしたと伺いました。

山田:どちらかというと、商品開発の参考にしたというより、「パパの育児を当たり前にする」という理念を掲げるきっかけになりましたね。

そこまで意識して相談する相手を探したわけではなかったんですけど、たまたま4組中2組が日本人と外国人の国際結婚の夫婦で。育児に関する考え方がまっぷたつでした。

ーーまっぷたつとは?

山田:特にスウェーデンの奥さんがいらっしゃる建築士の旦那さんは、お子さんが3人いて、3人とも自分でしっかり子育てしていました。写真を見せてもらったら、3人抱っこしてるんですよ(笑)。

奥さんもお仕事をされているんですけど、「育児は体力があるほうがやればいい」とおっしゃっていて。

ーー確かに……!(笑)

山田:奥さんもそういう意識ですし、旦那さんも喜んで育児をやる。それが当たり前という感じなんです。もうひと組の(国際結婚の)方も同じようなことを言っていて。

日本人同士の夫婦のほうが、どちらかというと旦那さん側が「僕は働いてくるから育児はよろしくね」というスタンスが強い。

みなさんのお話を聞いたときに、旦那さんが育児を当たり前にしている家庭のほうが自由だなと思いました。日本の男性も、パートナーと共に育児をやるようになったほうがいいなと感じまして、今のコンセプトになりました。

自分自身、長女が産まれたとき、仕事で香港に単身赴任していたので、大切な娘の子育てが妻任せになってしまったことに、後悔があるんです。

幼少期という限られた時間を子どもと共に過ごし、体格や体力に違いのある両親が子育てを分担することが幸せにつながるのでは、と思っています。

■抱っこして3分で赤ちゃんが寝る!? 赤ちゃんにも心地いい素材のよさが魅力

ーーパパ・ママ兼用として作られた「ベビーキャリア」ですが、商品のポイントを教えてください。

山田:まず一番は生地感です。触っていただくとわかると思いますが、手触りがとてもいいんです。

素材としては相当高品質なものをほぼ全面に使っていて、見た目としてもツヤがあって高級感が出ていると思います。

ーー確かに、ずっと触っていたくなる触り心地です! 色もいいですね。

山田:黒ひとつとっても、13色くらい出してもらったんですが、シルバーがかっていたり黒々としていたり、同じ黒でも全然違うんですよ。あまり真っ黒だと冠婚葬祭っぽくなるし、重たく見えます。

夏に使うことも多いと思いますので、あまり黒々した黒は違うなと。

それから、3Dメッシュを初めて採用しています。赤ちゃんも抱っこ紐の中で動くと思いますが、3Dメッシュはその動きに伴って一緒に動くんですが、ちゃんと戻るんです。

再現性がすごく高いので、戻ることによってスキマができて通気性があがるというわけです。 ふつうのメッシュよりも立体的で復元性があり、通気性が4、5倍くらい変わります。

陸上選手など、アスリートのシューズに使われている素材です。

ーー通気性は大事ですね。それからとっても軽いです。

山田:実は、そのことにお客様のレビューを見るまでは気づいていなかったんです(笑)。レビューで「軽い」というご意見が多かったので、それから商品のポイントとして説明に入れるようにしました。

軽さの要因としてはスポンジの使い方だと思っています。他のブランドはスポンジがけっこう分厚いんですよ。分厚さによって体への負担が制御されているんですけど、いろいろ検討した結果「そこまで分厚くなくてもいいんじゃないか」と2社のスポンジ屋さんと話をしました。

スポンジは3枚構造になっていて、一番下、体に当たる部分は一般的なスポンジを使っているんですが、その上に低反発のスポンジを入れています。できる限り人の体に荷重をかけないで、低反発でがんばってくれる。

ただ、がんばるんですけどやっぱり荷重はかかるんです。ですので、3枚目に不織布を入れました。

これを入れることによって、下にかかる反発を上に持って行ってくれるようにしたんです。これは土屋鞄のランドセルにヒントを得ています。

この3枚構造によって、下にかかる重圧を制限し、軽くて長時間つけていても疲れない構造になっています。

ーーすごい仕組みです。他にもポイントはありますか?

山田:まだ少し改良を進めているところなんですけど、腰のところも同じような構造で作っています。

ただ、腰部分のスポンジも低反発を使っていますが、こちらは肩と反対で、腰のほうに力を入れるのがポイントです。固定したほうが重さを感じなくなるんですよね。

これは登山用のリュックを作ってらっしゃる方から「腰のほうには不織布を入れちゃいけないよ」とアドバイスをいただきました。要は不織布を入れると反発を上に持って行くので、密着していてくれないんです。

ランドセルもそうなんですが、密着することによって軽さ、フィット感を感じるので。背中にフィットすることで重さを感じなくなるという原理ですね。

ーービジュアルのスタイリッシュさだけでなく、機能性も抜群なんですね。

山田:発売前に15人くらい、赤ちゃんがいる方に「ベビーキャリア」で抱っこしてもらったんですが、15人中10人の赤ちゃんが3分で寝たんですよ(笑)。時間帯もあったかもしれないんですけど、そのくらい快適に仕上がっているんだなと思いました。

お客様からも、「抱っこ紐を嫌がっていた子どもが、この抱っこ紐なら素直に入ってくれる」というレビューをいただいています。

■抱っこ紐と合わせて使いたい!シンプルでおしゃれな「ペアレンツバッグ」と「ポーチセット」

ーー抱っこ紐のほかに、バッグとポーチも販売されているんですよね。

山田:はい。よく「マザーズバッグ」として売られているトートバッグって、2歳くらいまでしか使わないですよね。歩き出したら使わなくなったり。そのあとでも使えるようなデザイン性、サイズ感で作りたいということになり、「ペアレンツバッグ」を作りました。

作るのが土屋鞄の職人さんたちなので、かばんは当然作れるでしょ、ということで(笑)、企画コンセプトはかなり無茶ぶりをしました。

見た目は小ぶりなんですけど、12L入るんです。

ーーそんなに!

山田:見た目以上に入るんですよ。いろいろ必要なものを入れたあとに、子ども用のダウンとか靴とかまで入れられます(笑)。

デザイナーと構造を考える上で出したお題として、「目の錯覚をデザインに入れてほしい」というのがありました。たくさん入るんだけどそうは見えない、という錯覚的な部分をかなり意識してデザインしてもらったんです。

育児用の目的ではなく購入してくださるお客様もいるのですが、フットサルのバッグとして使っていて「(スポーツドリンクの)2Lペットボトルを3本入れた上に、スパイクも余裕で入る」とおっしゃっていました(笑)。

ーーポーチも使いやすそうです。

山田:ポーチは実体験がありまして。子どもが病気になってお医者さんに連れて行ったときに、何を持って行っていいかわからなかったんですよね。

そんなときに、妻が必要な物を全部セットにしてくれて、これを受付で渡してって。さすがにセットになっていると忘れようがないですよね(笑)。

子どもに必要なものを入れるポーチを作るんだったら、おむつやミルクも入るポーチも作ろうと。

ーーそれぞれどんな特徴が?

山田:生地にPVC加工というのをしています。この加工をすることで、強度や防水性が高くなっています。でもとても軽いんですよ。

おむつポーチは、PVC加工はしてないんですが、二重にしています。一重だと、「おむつが入っている感じ」がすごく出ちゃうんですよね。あとは抗菌効果もあります。

ミルクポーチだけ生地を変えていて、完全防水になっています。

10回くらい試作したと思いますが、デザインは徹底的にシンプルにしました。バッグと合わせて使ってもらえるように、これだけいろいろ持っていても膨らまない作りになっています。

■男性が育児“したくなる”商品、サービスを開発していきたい

ーー今後、新たな商品は予定されていますか?

山田:今開発しているものが何点かあります。

今後も「男性の育児を当たり前にする」「男性が主体的に育児したくなる」ような商品やサービスをどんどん展開していきたいなと思っています。

ーー商品だけでなく、サービスも考えていらっしゃるんですね。

山田:はい。うちもそうだったんですけど、ママのほうがネイルサロンや美容院などに行きたいときにパパにお伺いして時間を調整することになりがちですよね。そこをもっと楽にしたいなと。

パパが率先して育児したいと思うことで、ママも時間が作れるし自分のケアもできる。そこを手助けできるサービスをいろいろと考えています。

弊社は「パパが当たり前に育児する」ということを掲げていますが、ベビー用品を買われるのはまだまだママが多いです。

できればママたちには、パートナーに「こんなカッコいいものがあるんだけど使ってみない?」と紹介していただいて、買ってみたらパパがすごく育児するようになって、自分の時間が持てるようになった、という良い循環が生まれたらいいなと思っています。



先進国の中で男性の育児参加率が特に低いと言われる現代日本。アンドロソフィーの商品開発における「パパの育児を当たり前にする」理念が浸透していくことで、ママの負担の軽減だけでなく、夫婦仲や子育て環境にも良い影響がありそうです。

これから育児アイテムを揃えるプレママも、育児中のママも、ぜひパパママ兼用の抱っこ紐「ベビーキャリア」を検討してみてはいかがでしょうか。

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  • 買ったけど重量的に無理ってなって使う事なく終わったな… 小さな嫁にデカイ赤ちゃん
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