同率首位対決の明暗分けたモヤへの1球「もう少し考えないといけなかった」

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2021年06月22日 06:50  ベースボールキング

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オリックス・モヤ
◆ 絶対に避けなければいけない一打を浴びる

 オリックスが楽天との“同率首位対決”を制して9連勝を飾り、単独首位に浮上した。一方、敗れた楽天は6連敗で2位に順位を下げている。

 21日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた江本孟紀さんと、野村弘樹さんの2人が試合のポイントに挙げたのが、オリックス1点リードで迎えた8回表の攻防。二死一塁という状況で代打にスティーブン・モヤが送られた場面だった。

 マウンドには楽天のセットアッパー・宋家豪、初球がインハイ、2球目がインローを攻めて2ボールとなり、投じた3球目の外角真ん中のストレートを右中間に弾き返され、オリックスのスコアボードにリードを広げる1点が記録された。

 その後、連打でもう1点を失うと、その裏に島内宏明の適時打で2点を返したが、あと1点及ばずに敗戦。オリックスに3タテを喰らって首位陥落となった。

 解説の江本さんは、「追い上げられて二死でのモヤ、あのチャンスをモノにする。ここが一番、今の強いオリックスを表している。こういう代打など、やることがうまく当たってくる」と、チーム状態の差を指摘。

 野村さんは「どっちが次の1点を取るかというところで、何を防がないといけないかというと、絶対に長打はダメ。そういった中で2ボールからストライクをとりにいったボールではないと思うが、ちょっと甘く入りすぎた。2ボールで苦しいけれど、そこはもう少し考えないといけなかった」と主張。入りの2球が悪くなかっただけに、モヤの手が一番伸びて打ちやすいところに投じられた1球に苦言を呈した。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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