オーストラリアの南オーストラリア州にある港町ポートリンカーンは、釣りやマリンスポーツが盛んなことで知られ、その中でもホホジロザメ(ホオジロザメ)を間近に見られるツアーが人気だ。このたび同地からケージダイビングに参加したダイバーが、船上から衝撃映像を捉えて注目されている。『The Sun』などが伝えた。
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南オーストラリア州のポートリンカーン沖で今月3日、ホホジロザメがミズナギドリ科の海鳥にかぶりつく瞬間が捉えられた。
撮影されたのはツアー会社「カリプソ・スター・チャーターズ(Calypso Star Charters)」が運営する船上で、約30人のダイバーらがホホジロザメを一目見ようとツアーに参加していた。
動画では体長50センチ、翼開長が1メートルはあるかと思われる1羽の海鳥が、ボートから紐をつけて投げ込まれたマグロの尻尾を追うように進んでいるのが見て取れる。
すると突然、背後からホホジロザメが猛烈な勢いで現れ、海鳥にかぶりつくと水中に消えた。動画には凶暴なホホジロザメの白い腹や牙のような歯がしっかりと映しだされており、この場面を目の当たりにした人々は歓声をあげている。
『The Sun』によると、マグロの尻尾はホホジロザメをおびき寄せるためのもので、海鳥はなんとか餌にありつこうとやってきたという。
動画を撮影していたダイバーのベン・ケスラーさん(Ben Kessler)は「ホホジロサメは海鳥を追い払おうとしていた。そして2度ほど背後から突くようにして、海鳥に警告していたんだ。でもその海鳥は1時間後に戻ってきた。そしてサメに食べられてしまったんだよ」と明かし、このように続けた。
「サメが餌の競合相手を攻撃することは珍しくないことだ。でもあの瞬間を見ていた誰もがショックを受け、興奮していた。『今いったい何が起こったんだ!』って感じでね。それは本当にあっという間の出来事だったんだ。でもおかしなものでね。あのサメは海鳥を食べた後、吐き出していたよ。」
ちなみに昨年5月には豪クイーンズランド州の民家の庭で、
ヘビがポッサムを丸飲みする様子が捉えられた。ヘビは2メートルを超えており、ポッサムを頭から飲み込むとグルグルと締めつけたという。
画像は『Benjamin 2021年6月7日付Instagram「Thought you had a bad day.. 」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)