阪神の不安要素は「巨人アレルギー」 阪神・梅野が五輪代表入りで「08年の悪夢」再来か

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2021年06月22日 16:00  AERA dot.

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写真阪神・梅野隆太郎 (c)朝日新聞社
阪神・梅野隆太郎 (c)朝日新聞社
 首位を快走している阪神だが、交流戦を終えてリーグ戦再開した1カード目の巨人戦(甲子園)で1勝2敗と負け越した。2位・巨人と6ゲーム差。まだまだ余裕はあるが、気になるデータがある。

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 阪神は巨人との直接対決に弱い。なんと12年から9年連続カード負け越し。昨年も開幕3連敗を喫するなど巨人戦で8勝16敗と大きく負け越し、V逸の原因となった。「伝統の一戦」で注目度も高いだけに絶対負けたくない。矢野燿大監督は今年の春季キャンプ初日に、オレンジ色のサングラスを装着。「打倒・巨人」への並々ならぬ意欲を体現した。今季の対戦成績は6勝6敗。健闘しているというべきか、他球団には軒並み大きく勝ち越しているだけに物足りなさも残るか。見方は様々だろう。

 巨人は逆転優勝に自信を見せる。スポーツ紙の遊軍記者はこう語る。

「戦力を見ると阪神が強力であることは間違いない。ただ戸郷翔征と高橋優貴が阪神戦に相性が良いのが心強い。坂本勇人、丸佳浩もこれからどんどん調子を上げていくでしょう。優勝を経験している選手たちは勝負所を知っている。まだシーズンは折り返しの半分にも到達していないし、これからですよ」

 相性の良さは自信の拠り所になる。戸郷は昨季阪神戦で3勝1敗、防御率2.59。今季も阪神戦初登板となった今月19日の甲子園の試合で7回2失点の快投でリーグトップタイの7勝目をマークした。高橋は今季阪神戦に3試合の先発登板で3勝0敗、防御率1.50。5月以降は6試合白星がなかったが、今月20日の阪神戦(甲子園)で5回2失点に抑えて約2カ月ぶりの勝利。7勝で戸郷に並んだ。阪神から見れば、攻略に手こずっている高橋と戸郷をどう打ち崩すかが今後の直接対決のポイントになる。

 阪神が逃げ、巨人が追いかける。この展開で阪神ファンが苦い経験として脳裏をかすめるのが08年のペナントレースだ。この年は阪神が開幕から首位を快走。7月9日の時点で同率2位の巨人、中日に最大13ゲーム差をつけていた。ところが北京五輪が両球団の明暗を分ける形に。阪神は藤川球児、矢野輝弘、新井貴浩が選出され、巨人からは上原浩治、阿部慎之助、韓国代表で李承が選ばれたが、前半戦に打撃不振だった小笠原道大は代表から落選した。

 腰痛を抱えていた新井は8月に開催された北京五輪の4番で強行出場したことにより、症状が悪化。帰国後に病院の診断で疲労骨折と判明し、9月下旬まで長期離脱。主軸を欠いたチームは苦しい戦いを強いられた。対照的に巨人は後半戦に入り、小笠原の打棒が爆発。9月に12連勝を飾るなど猛追。10月8日の東京ドームでの直接対決で3−1と阪神を破り首位に立つと逃げ切った。「メイクレジェンド」と形容された劇的な幕切れに、巨人ファンは歓喜し、阪神ファンは落胆した。

 侍ジャパンの稲葉篤紀監督が発表した東京五輪に内定した24人を見ると、阪神から梅野隆太郎、青柳晃洋、岩崎優、巨人からは菅野智之、中川皓太、坂本勇人と共に3人ずつ選ばれた。梅野は広島・曾澤翼が故障を理由に出場辞退したため、追加召集の形で選出されたことで話題を呼んだ。

 SNS、ツイッター上では、「梅野の選出、複雑な気持ち。本人が出たいから嬉しい気持ちもあるけど、08年の悪夢を思い出してしまう。ケガだけはしないでほしい」、「梅野が五輪で試合に出られずコンディションを落とすのが怖い。青柳、岩崎もそうだけど故障しないで戻ってきてほしい。個人的には侍ジャパンより阪神の優勝の方が大事です」など阪神ファンから心配の声が絶えない。

 あと一カ月後に迫った東京五輪は、後半戦の阪神、巨人、ヤクルトの優勝争いにも大きく影響を及ぼしそうだ。(梅宮昌宗)

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  • 佐藤くんが急降下して2軍行きなったりすることなく、かつスアレス離脱がなければ普通に優勝するから大丈夫よ https://mixi.at/aa2xLYG
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  • 緊急事態宣言下の6月6日の首都圏だけでプロ野球・東京ドーム1万6千人、神宮球場1万4千人、横浜球場1万6千人について不問で、オリンピックだけ批判するマスコミの欺瞞
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