大切な人と家で楽しむ食事にぴったり! 著名人がお忍びで通う小さなレストランの50レシピ

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2021年06月23日 11:11  ダ・ヴィンチニュース

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写真『HITOTEMAのひとてま第二幕』(谷尻直子/主婦の友社)
『HITOTEMAのひとてま第二幕』(谷尻直子/主婦の友社)

 東京・渋谷に女優やミュージシャン、作家やアーティストなど著名人がお忍びで通うレストランがある。その名は「HITOTEMA(ひとてま)」。閑静な住宅街に佇む瀟洒な店構えは、店主・谷尻直子さんの夫であり、若手No.1の人気建築家・谷尻誠氏によるもの。そのオシャレな空間で提供される料理を、家庭で作れるようにレシピにしてまとめた本がある。『HITOTEMAのひとてま』(谷尻直子/主婦の友社)だ。まるでアートブックのようなビジュアルも話題となり、この本が出版された2019年、代官山蔦屋書店では料理書売り上げ1位を獲得した。

 そして2年の歳月を経て、ついに2作目が発売になった。『HITOTEMAのひとてま第二幕』(谷尻直子/主婦の友社)である。

HITOTEMAのひとてま第二幕

 料理のコンセプトは「現代版のお母さん料理」。昔ながらの懐かしくホッとする料理に、今時の素材や薬膳の知識を取り入れて、現代版にアレンジされた体にいいレシピが特徴だ。本書では、お店で提供されるコース内容と同じく「ノンアルコールのファーストドリンク」「生の魚介類を使った一品」「お酒が進むおつまみおかず」「魚介系の料理」「肉類の料理」「ご飯もの」「汁もの」「デザート」のレシピが50品展開される。いくつかを紹介してみたい。

HITOTEMAのひとてま第二幕

 ファーストドリンクから紹介するのは「蜂蜜大根」。別名「大根あめ」とも。小さくカットした大根を蜂蜜に数時間漬けたもので「ノドに良い」とおばあちゃんの時代からつくられているドリンクだ。ノドに滋養がしみわたる感じがたまらなく、想像よりとてもおいしい。

HITOTEMAのひとてま第二幕

 おつまみおかず「いかとしいたけのマスタード和え」は、昔からある「辛子和え」の料理をマスタードでアレンジしたもの。酢をレモンに、砂糖をはちみつに替えることで、「辛子和え」よりやさしい風味に仕上がり、大人も子どもも楽しめる一品だろう。しっかりした味わいと食感が楽しめるしいたけの軸も残さず使うのがHITOTEMA流。

HITOTEMAのひとてま第二幕

 魚介系の料理として紹介されている「精進うなぎの蒲焼き」は、本物のうなぎを使わず、豆腐、ごぼう、山いも、おからパウダーで作る“うなぎ”を蒲焼きにしている。畑で採れるスタミナ源の山いもでふんわり感が、ごぼうで骨のざくざく感が、おからで独特のざらざら感が表現されていて、植物性のみでうなぎの蒲焼きを楽しめる著者自信の一品。

HITOTEMAのひとてま第二幕

 葉が柔らかい新茶は「飲む」だけでなく「ご飯」にしても良い。「新茶ごはん」は、蒸らした茶葉を塩で和え、水気を切ってごはんに混ぜ込んだもの。さわやかな香りと美しい緑色が目にも映える。日本の食生活には欠かせない緑茶をつかったごちそうご飯だ。

 いかがだろう。その美しいプレゼンテーションやビジュアルに思わず目を奪われてしまうが、お店の名前であり、本のタイトルでもあるように、ひと手間の工夫はあるものの、掲載されたレシピは、どれも意外なほど簡単で驚く。著者の谷尻直子さんが選んだ器や盛りつけも参考になるし、「HITOTEMA」の味のベースとなるだし汁の作り方や手作り調味料のレシピも紹介されているので、家族はもちろん、友人や仕事仲間など、大切な人と家で楽しむ食事にぴったりだと思う。

谷尻直子プロフィール
料理家。東京・渋谷の予約制レストラン「HITOTEMA」主宰。ファッションのスタイリストから料理家に転身。「現代の日本の母の料理」をコンセプトに、8人の大家族で育った体験や、ベジタリアンであった経験を生かしてお酒に合いつつカラダの健康を考えた食の提案を行う。自家菜園やハーブ、スパイス、薬膳、金継ぎなど、残したい繋ぎたい「暮らし」全体に関わるプロジェクトの企画運営にも携わる。


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