高コスパ全部入り「OPPO Reno5 A」レビュー iPhone SEやAQUOS sense5Gと比べてどう?

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2021年06月23日 15:22  ITmedia Mobile

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写真OPPO製「OPPO Reno5 A」
OPPO製「OPPO Reno5 A」

 現在のスマホ市場の売れ筋は、2020年から引き続き「iPhone SE(第2世代)」やシャープ製「AQUOS sense 5G/sense 4」など、契約込みで実売2〜3万円台かつ、防水やFeliCa決済に対応した日本向け仕様のモデルだ。そんな中、低価格や高画質カメラのスマホで存在感を増すOPPOも、高コスパの日本向け5Gスマホ「OPPO Reno5 A」を投入。この夏の注目モデルとなりそうだ。



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 メーカー希望小売価格は4万3800円(税込み、以下同)。キャリアではY!mobileが扱い、価格は3万9600円だが2万1600円の割引が適用され実質1万8000円になる。SIMロックフリーモデルも楽天モバイルやIIJmioなどの事業者や量販店で販売される。IIJmioでの通常価格は3万9800円だが、MNPだと8月31日まで限定特価の2万3800円で販売する。



 では、この夏の注目のOPPO Reno5 Aの実力と魅力を、人気の実売2〜3万円台の他社スマホと比較しつつ見ていこう。



●必要十分な基本スペックや持ちやすさを確認する



 まずは基本性能をチェックしていこう。ディスプレイは縦長の6.5型フルHD+(1080×2400ピクセル)液晶で色域はDCI-P3 100%、輝度は最大550nitだ。発色は良好で、一般的な動画視聴時の表示品質はハイエンドモデルとさほど変わりない。リフレッシュレートは最大90Hzで、マップやブラウザのスクロール時の描写がやや滑らかだ。ただ、ゲームの90fps動作は処理性能が非常に高いわけではないのであまり期待しない方がいい。



 本機の6.5型ディスプレイを触った後だと、iPhone SE(第2世代)の4.7型やAQUOS sense 5G/sense 4の5.8型は小さくやや不便に感じてしまう。大画面ながらも本体サイズは狭額縁デザインにより、幅74.6×高さ162×厚さ8.2mmとスリムで、重量も182gと画面サイズの割に軽い部類だ。手の大きさによっては片手操作もできる。



 生体認証は指紋認証と顔認証の併用に対応しており、どちらも高速にロック解除できる。ただ、指紋認証センサーの位置が本体の上部に寄っており、手の大きさによっては片手持ちだとややロック解除しづらい。外出先では片手で本体を握り、もう片方の手でロック解除した方が安定して解除しやすい。焦って本体を落とす可能性も減らせる。



 サウンドは内蔵モノラルスピーカーとイヤフォン端子を搭載。BluetoothイヤフォンはSBC、AAC、aptX、aptX HD、LDACに対応。内蔵スピーカーの音は価格の割に良好だが、大画面で動画視聴向きのモデルだけにステレオスピーカーでないのは惜しい。



●バッテリーの持ちや5Gの通信速度はどう?



 バッテリーは4000mAhと大容量。1日持ち歩いてある程度アプリを利用してもバッテリー残量は50%程度だった。スリープ状態なら1日で13%前後しか減らないので、人によっては数日に1回の充電でも利用可能だ。充電端子はUSB Type-Cで、充電器は付属していない。別売りのUSB PD対応充電器を使えば最大18Wの急速充電を利用できる。実際に0%から100%まで、2時間3分で充電できた。



 SIMカードスロット周りだが、Y!mobile向けモデルはnanoSIM+microSDスロット(microSDXC対応、最大1TB)だ。SIMロックフリーモデルはデュアルSIMとeSIMにも対応。SIM1のnanoSIMとSIM2のnanoSIMまたはmicroSDの排他スロットで、SIM2のnanoSIMの代わりにeSIMも利用できる。



 対応回線については、Y!mobile向けモデルが用意される他、SIMロックフリーモデルは楽天モバイルやIIJmioのドコモ回線とau回線のプランとセットで販売される。国内4社での利用は基本的に問題ないだろう。4社の回線で4Gの最小限の通話と通信が可能なことは確認できた。



 5Gは各社が高速通信を提供するSub-6だと、3.7GHz帯のn77と3.5GHz帯のn78に対応(Y!mobile版は3.7GHz帯のn77のみ対応)。加えて、4G向け周波数帯の5G転用はY!mobile(ソフトバンク回線)で転用が進む1.7GHz帯のn3と700MHz帯のn28に対応している。



 実際にY!mobile回線で5Gのスピードテストを実施したが、Sub6の基地局に近い場所では下り833Mbps上り69.3Mbpsと5Gらしい高速通信を利用できた。だが、4G向け周波数帯を5Gに転用したエリアでは下り45.8Mbps上り9.81Mbpsと速度面で4Gとの違いは見られなかった。



 基本性能周りをまとめると、OPPO Reno5 Aの画面サイズと大容量バッテリーや省電力性能はライバル機種に対して大きな強みだ。AQUOS sense 5G/sense 4はともかく、この2点でiPhone SEは比較にならない。動画を大画面で長時間視聴したい人にとって、OPPO Reno5 Aは魅力的なモデルだ。



●処理性能は同価格帯Androidでは高性能だがiPhone SEには負ける



 OPPO Reno5 Aは、同価格帯のAndroidスマホより高性能なミドルハイ向けのQualcomm製プロセッサ「Snapdragon 765G」を搭載。メモリは6GBでストレージは128GBだ。同価格帯のAndroidスマホの中で比べると、グラフィック性能が一回り優れている。まずはベンチマーク結果から見ていこう。



 総合性能の「Antutu Benchmark V9」のスコアは38万1455だ。ライバルとなるAQUOS sense 5GはミドルクラスのSnapdragon 690を搭載しており、スコアは27万8353だった。iPhone SEはハイエンドのA13を搭載している。iOS版はバージョンが異なるAntutu Benchmark V8しかなく比較はできないが41万9351だった。



 ここからは共通のテストを比較していこう。CPU性能の比較となるGeekbench5だが、OPPO Reno5 AとAQUOS sense 5Gのスコアは約1700と小差。iPhone SEは2361と他2機種の1.4倍近い性能だ。



 ゲームで重要なGPUなどのグラフィック性能を、「3DMark」の「Slingshot Extreme」で比較した。OPPO Reno5 Aのスコアは3305と、AQUOS sense 5Gの2158より約1.5倍高性能だ。だがiPhone SEは4323と、OPPO Reno5 Aの約1.3倍高い性能となっている。



 全体的に見ると、OPPO Reno5 AはAQUOS sense 5Gと比べてグラフィック性能が高い。だが、iPhone SEが搭載するハイエンドチップA13 Bionicと比べると、CPUとグラフィック性能共に差をつけられている。



 実際のアプリ動作だが、一般的なアプリでは3機種とも操作性や動作速度でそこまでの違いはない。SNSやブラウザ、動画視聴でほぼ不満を感じることはなかった。広い意味での使い勝手を比べるなら、OPPO Reno5 Aは画面の大きさや90Hz表示の滑らかなスクロールもあり一番快適だ。



 だが、ゲームの快適さを話題のサイゲームス「ウマ娘 プリティーダービー」で比べると、動作速度はiPhone SEが大差をつけて快適だ。操作への反応が高速でアニメーションも滑らか。ヘビーにプレイする人だと、画面サイズやバッテリー持ちに目をつぶってもiPhone SEを選びたくなるだろう。



 一方、Androidの2機種だが、OPPO Reno5 Aはゲーム支援機能の「ゲームスペース」、AQUOS sense 5Gは「ゲーミング設定」にウマ娘のアプリを登録した上で起動すれば一通り問題なく動作する。その上でどちらが快適かと言えば、グラフィック性能のベンチマーク通りOPPO Reno5 Aの方が頭1つ差でやや滑らかに動いた。だが、iPhone SEや最新ハイエンドスマホと比較すると、時々動作がもたつくのは気になる。



 全体で見ると、OPPO Reno5 Aのゲームの動作は他の実売2〜3万円台のAndroidスマホよりは良好だ。特に、画質を下げても楽しめるバトルロイヤル系のゲームは快適に遊べる。だが、ウマ娘やアイドル系リズムゲームなどキャラクター表現のためにある程度の3Dグラフィック性能を求めるタイトルを快適に動かすには一歩足りない。



●夜景撮影は圧倒的 Reno5 Aのメインカメラはハイエンド級



 OPPO Reno5 Aは背面に4つのカメラを搭載。メインの6400万画素に加えて、超広角800万画素、マクロ200万画素、モノクロ200万画素を搭載する。インカメラは1600万画素だ。



 メインの6400万画素カメラは高品質だ。基本の保存サイズは約1600万画素で、AIによる処理を含めて、屋外でも室内でもさほど失敗なく好ましい色での写真を撮れる。夜景モードでの暗所撮影も、同価格帯のライバルモデルはノイズの多さや暗さが気になるが、OPPO Reno Aはハイエンドスマホに近いロ―ノイズかつ明暗差をしっかり描いた写真を撮れる。



 超広角カメラは四隅が流れてしまうものの、日中で広い風景や迫力ある構図で撮るときに活躍する。マクロ撮影は4センチまでの接写で、小さい花などを撮るのに向いている。顕微鏡的レベルまでの拡大はできない。この他、夜のポートレートモードでは背景の明かりを一眼カメラ風に玉ボケさせるフィルターも利用可能だ。カメラ周りの満足度は今回比較した3機種で一番いい。



●実売2〜3万円台の実用スマホとしてはベスト、後は用途次第だ



 ここまでOPPO Reno5 Aを紹介してきた。全体としては、低価格で大画面かつカメラが高品質、さらに防水やおサイフケータイが欲しい人にとっては非常に魅力的なモデルだ。



 特におすすめの購入層は、これから低価格帯のスマホを契約するのと同時に、実売2〜3万円台で使いやすいスマホを購入したい人だ。また、現在低価格帯スマホを使っている人や、4年や5年以上前のハイエンドスマホを使っている人の買い替えにも適している。



 もし今回比較した3モデルで迷ったなら、大画面やカメラ画質重視ならOPPO Reno5 A。iOSかつ高画質ゲームの快適さ重視ならiPhone SE。価格の安さや手ごろな本体サイズ、Androidで数年間使うならOS更新の約束もあるAQUOS sense 5G/4といった特徴から選ぶといいだろう。


このニュースに関するつぶやき

  • キャリアでiPhone SEが3.5万円程度で買える現在、Reno5 Aのような解像度だけで性能が中途半端なスマホって微妙だと思うんだよね。
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