宝塚記念は第一に牝馬狙い。GIでは「力不足」とされる伏兵馬にもご用心

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2021年06月24日 06:51  webスポルティーバ

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 上半期の総決算となる「夏のグランプリ」GI宝塚記念(阪神・芝2200m)が6月27日に行なわれる。

 選び抜かれた精鋭がそろうレースとはいえ、過去10年の結果を振り返ってみると、3連単では10万円を超える配当が4度もあって、しばしば波乱が起こっている。2015年、2018年には、50万円前後の高配当が飛び出しており、穴党にとっても魅力的な一戦と言える。

 ならば、今年も穴狙いに徹してみるのも悪くない。そこで、過去10年の結果を参考にして、今回のレースで激走を果たしそうな伏兵馬を探し出してみたい。

 まず注目すべきは、牝馬である。数ある牡牝混合GIの中でも、とりわけ牝馬の活躍が目立っているからだ。実際、人気の有無にかかわらず、馬券圏内(3着以内)に多くの馬が絡んでおり、先に触れた2015年には、10番人気のデニムアンドルビー、11番人気のショウナンパンドラが2、3着に突っ込んできて、高額配当をもたらした。

 となると、牝馬に食指が動く。今年は牝馬が上位人気を独占しそうな状況にあって、なおさら無視することはできない。

 ただし、牝馬ならどんな馬でもいい、というわけではない。過去、馬券に絡んだ牝馬はすべて、GIでの連対実績があった。今年は5頭の牝馬が出走予定だが、その条件をクリアしているのは、カレンブーケドール(牝5歳)、クロノジェネシス(牝5歳)、レイパパレ(牝4歳)の3頭となる。




 いずれも勝ち負けが見込まれる面々だが、クロノジェネシスとレイパパレは人気面でも図抜けた存在。であれば、ここでは馬券的な妙味があるカレンブーケドールを推したい。

 GI勝ちこそないものの、一昨年のGIジャパンC(東京・芝2400m)をはじめ、3度のGI2着がある。前走のGI天皇賞・春(5月2日/阪神・芝3200m)でも3着と健闘し、ここでも通用する力は十分にある。

"第3の牝馬"の躍動に期待してみてはどうだろうか。

 次に狙ってみたいのは、重賞戦線で奮闘して上位争いに加わることもありながら、GIでは「力不足」と見られている馬である。というのも、過去にもそういった馬が宝塚記念で初のGI制覇を果たすケースが多いからだ。

 いい例となるのは、2011年に6番人気で勝利したアーネストリー、2015年に6番人気で勝ったラブリーデイ、そして2018年に7番人気で戴冠を遂げたミッキーロケットらである。

 今回、このパターンで狙い目となるのは、アリストテレス(牡4歳)、カデナ(牡7歳)、モズベッロ(牡5歳)だ。それぞれ、重賞戦線で奮闘を重ねているが、GI勝利は手にしていない。

 3頭とも面白そうだが、過去例に挙げた3頭のキャリアを改めて見てみると、宝塚記念の勝利までに重賞を10戦以上こなしていた。この条件を加味すると、カデナモズベッロへの期待が一段と高まる。

 カデナは重賞3勝の実績があり、GIにもコンスタントに出走している。しかしながら、GIで上位争いを演じることなく、完全にGIでは「力不足」と思われている。その分、今回も人気薄なのは間違いないが、2走前のGI大阪杯(4月4日/阪神・芝2000m)、前走のGI安田記念(6月6日/東京・芝1600m)と、ともに6着と善戦。ここで、大仕事をやってのけてもおかしくない。

 モズベッロは重賞1勝ながら、GIでも前走の大阪杯で2着、昨年の宝塚記念で3着といった好走実績がある。ただ、同馬もGIでは「やや足りない」といった評価が根強い。再び伏兵の域を出ないだろうが、こうした馬が過去に結果を出してきたことを鑑みれば、同馬が初戴冠を果たす可能性は大いにある。

 ところで、年末の「グランプリ」GI有馬記念(中山・芝2500m)で際立った活躍を見せて、「お祭り男」の異名を持つ池添謙一騎手は、実は夏のグランプリでも好成績を残している。過去10年で4度、馬券に絡んでおり、ジョッキーとしては最多となる。2015年のショウナンパンドラや、昨年のモズベッロなど、穴を開けたことも多い。

 その池添騎手は、今年もモズベッロに騎乗。一発あっても不思議ではない。

 上半期を気持ちよく締めくくるためにも、ここはオイシイ馬券をゲットしたいところ。その夢を、ここに挙げた馬たちに託してみるのも悪くはない。

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