ゲスト参加の新型BMW M4 GT3、スパ24時間テストデーを全体ベストで締めくくる

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2021年06月24日 19:11  AUTOSPORT web

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スパ24時間のテストデーに参加し、全体ベストタイムをマークした82号車BMW M4 GT3
前日6月22日からベルギー、スパ・フランコルシャン・サーキットで開催されている『トタルエナジーズ・スパ24時間』の公式テスト、“テストデー”の2日目が23日に同地で行われ、ニック・イェロリー駆るBMW M4 GT3が全4セッションの総合ベストタイムをマークしてテストを締めくくった。

 1日を通じてウエットからダンプ、ドライへと路面状況が変化した22日(火)から一夜明け、スパ・フランコルシャンでのテスト2日目はドライコンディションでセッション3とセッション4を迎えた。
 
 現地9時から3時間にわたって行われた午前のセッションでは、DTMドイツ・ツーリングカー選手権王者であるマルコ・ウィットマンが、ワーケンホルスト・モータースポーツの34号車BMW M6 GT3で2分18秒798を記録。この時点での全体ベストタイムを残した。

 13時から18時まで行われたセッション4はさらにコースコンディションが良好になったことから、同セッション上位7番手までが34号車BMWのタイムを上回ってみせた。そのなかでひと際光る速さを見せたのが“ゲストエントリー”を行ったBMWの新型GT3カーだ。
 
 今月、ニュルブルクリンクで正式に初披露されたBMW M4 GT3は、スパ24時間の本戦には出場しないものの、SROモータースポーツ・グループが運営するチャンピオンシップを含む複数のシリーズで2022年のカスタマー展開を行うドイツメーカーが、データを収集ならびにホモロゲーション前の走行機会を得る目的でテストに参加した。
 
 このクルマはベテランのアウグスト・ファーフスとウィットマン、そしてイェロリーによってドライブされ、このセッション4で2分17秒968という総合トップタイムをマーク。これは総合2番手につけた35号車BMW M6 GT3(ワーケンホルスト・モータースポーツ)のタイムを0.6秒以上引き離すものだった。

 2分18秒621を記録して2番手につけた35号車BMWに僅差で続いたのは、初日にトップタイムをマークしたKCMGの18号車ポルシェ911 GT3 Rだ。さらに、シルバーカップエントリーのウインワード・レーシングの57号車メルセデスAMG GT3、同じくシルバーカップでCMRが走らせる107号車ベントレー・コンチネンタルGT3が続きトップ5に名を連ねた。

 この後方につけたHRTの4号車とトクスポーツWRTの7号車のメルセデスAMG GT3勢までが、午前中の最速車である34号車BMWを上回り総合6番手、7番手となっている。

 アウディ勢の最上位につけたのはセッション4で8番手、総合では9番手となったサンテロック・レーシングの25号車アウディR8 LMSだ。

 SROモータースポーツ・グループが主催するふたつの選手権、ファナテックGTワールドチャレンジ・ヨーロッパとIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジのハイライトであるスパ24時間は、7月29日〜8月1日に開催される。

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