現役時代にローマ一筋でプレーした元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティ氏が、古巣の指揮官に就任したジョゼ・モウリーニョ監督についてコメントした。イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在44歳のトッティ氏は1992年から2017年にかけてローマ一筋でプレーし、現役引退後はローマのSD(スポーツ・ディレクター)に就任した。しかし、ジェームズ・パロッタ元会長らとの間に確執が生じ、2019年6月にSDを辞任。現在はクラブから離れている。
モウリーニョ監督は現在58歳。これまでポルト、チェルシー、インテル、レアル・マドリード、マンチェスター・U、トッテナムを指揮してきたが、4月にトッテナムを解任され、2021−22シーズンからローマで指揮を執ることが決まっている。
2026ミラン・コルティナ五輪のアンバサダーを務めるトッティ氏は記者会見に出席し質疑に応じた。古巣ローマの指揮官に就任したモウリーニョ監督について問われた同氏は「世界最高の監督を迎え入れたね。彼の指導を受けたかったか? 若いころだったらもちろんイエスだ」と応じた。
喧嘩別れのようになってしまったが、クラブアイコンの復帰を望む声は大きい。古巣復帰について問われた同氏は「ローマについては誰とも話していないし、そこに私の役割はないだろう。電話は鳴っていないよ」とコメントしている。
さらにEURO2020で決勝トーナメント進出を果たしたイタリア代表については次のように言及している。
「彼らはもっと勝ち進めるだろう。試合で情熱を見せることができる。全選手が勝ちたいと思っているからね。マンチーニ(イタリア代表監督)にアドバイスがあるかって? 私は監督ではないし彼は必要としてないだろう」