「こうすればよかった」という後悔も“縁だった”と思って しいたけ.さんがアドバイス

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2021年06月25日 07:00  AERA dot.

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写真占い師、作家 しいたけ.
占い師、作家 しいたけ.
 AERAの連載「午後3時のしいたけ.相談室」では、話題の占い師であり作家のしいたけ.さんが読者からの相談に回答。しいたけ.さんの独特な語り口でアドバイスをお届けします。

【図を見る】自分の持ち味を生かすには?しいたけ.さんのアドバイスはこちら

*  *  *
Q:自分の中でタイミングのずれをよく感じます。4月から希望の会社で働き始めましたが、今になって、大学に行きたいと思うように。後になってこうすればよかったと思ったことがよくあります。働きながら演技を学んで役者になるのが一番の夢なのはずっと変わらないのですが、やりたいことが一つに収まりません。(会社員/18歳/うお座)

A:すごく共感しました。僕の話になってしまうんですけど、占いの道に本格的に入る前に4年間ぐらい、バイトをしている空白の時期がありました。バイト先に通うのが苦痛だったし、「こんなことやってる場合じゃない」と思っていたので、周りに対して壁も作っていたように思います。

 周りがそれぞれの時間なり青春なりを謳歌しているときに、自分がそこに溶け込めないつらさだったり、一人だけ背負っているものが違う孤独をあなたも感じているのかもしれませんね。

 ただ、そういう孤独感、ストイックと言ってもいいと思いますが、それは人生の中でその時期にしか味わえないもので、宝物にもなるかもしれないのです。

 ある目的地にたどり着くまでに、いわゆる「本道」と言うのかな、ストレートに一番の近道だと思われている道がありますが、僕は本道って意外と近道じゃない気がするんです。実はそれ以外の道、回り道だとされる道のほうが早くたどり着く場合もあるし、いわゆる「正解」じゃない場所でも、正解ってつかんでいくことができるものだから。

 どの立場にいても、平等に与えられるのが「時間」です。結局は時間をどう使うかがすごく大事になってくる。僕自身は、占いを職業として本格的に始める前の4年間は、占いの勉強以外の時間はいらないと決めていました。周りが遊びに行ったり楽しそうなことをしたりしていても、「今の自分には必要ない」と言い聞かせていました。悔いのないように自分で決めた4年間はそれだけをやり通そう、って。もし仮に今自分が占いという仕事についてなかったとしても、その4年間の自分にしか過ごせなかった濃密な期間は、必ず人生の中で役に立ったような気がします。

 こうすればよかった、と後から思うことがあったとしても、例えば失敗作の料理みたいにデータが自分の中にたまってくると、そのストックは必ず後で役に立ってくれます。そのためには、「これも縁だったんだ」と思えるかどうか。「この場所じゃなかった」と思い続けていると何かが生かし切れない気がして。

 初めは嘘でもヤケクソでもいいので、ここにいる人たちを喜ばせよう、と思ってやってみてください。

 うお座は、合う・合わないがはっきりしていて、輝ける場所と輝けない場所がある人たちです。だから修行みたいになることも多いんですが、合わない場所に3年いたうお座はその後すごく伸びて、その先は自由になっていきます。

しいたけ./占い師、作家。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究しながら、占いを学問として勉強。「VOGUE GIRL」での連載「WEEKLY! しいたけ占い」でも人気

※AERA 2021年6月28日号

このニュースに関するつぶやき

  • じゃあ自分の復習に‥=こうすれば良かった。←この気付きか反省にも必須だが、そもそも自分が実際に着手した1度目=開始が事実に無いと実条件が存在しないから改善も不可能
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