『最もよく見るメディア』全世代で“YouTube”支持広がるも、視聴時間は“テレビ”の半分以下

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2021年06月25日 08:40  ORICON NEWS

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写真1人あたりの1日平均視聴時間はテレビが122.5分、YouTubeは48.5分という結果に
1人あたりの1日平均視聴時間はテレビが122.5分、YouTubeは48.5分という結果に
 コロナ禍を経て、予算や収録形態などの関係から、番組作りが大きく変化したテレビ界。対してYouTubeや映像サブスクリプションのコンテンツは充実さを増し、新たなユーザーを大いに獲得したことは間違いない。先月には「10~20代のほぼ半数はテレビ見ない」との調査結果がNHK放送研究所より発表されたが、コロナ禍により人々が視聴するメディアはどのように変化したのだろうか。10~60代の男女1000人に聞いた。

【グラフ】テレビ?YouTube? 世代ではっきり分かれた「最も視聴するメディア」

■テレビの平均視聴時間はコロナ禍前後で変わらず コンテンツの質の高さ再評価の声も

 まず、2020年以前のコロナ禍前と現在の「視聴するメディア」(複数回答)についての結果は、【テレビ】を見る人が約8割、【ラジオ】を聞く人が約4割と大きな変化はなかった。しかし、【YouTube】を見る人はコロナ禍前の70.7%から現在の75.6%、NetflixやHuluなどの【VOD】は23.7%から35.6%に増加。すなわち、コロナ禍を経て、【YouTube】や【VOD】デビューした層が一定数いたことになる。【VOD】は10代の+28%、20代の+22%の影響が大きいが、【YouTube】に関しては10代と同様、40代、50代も5%以上増加している。

 「最もよく視聴するメディア」については、1位は【テレビ】で49.4%、次いで【YouTube】25.0%、【VOD】が11.1%という結果に。50代以上の58.5%が【テレビ】と回答しているのに対し、10代の51.0%が【YouTube】と回答。世代間ではっきり分かれる結果となった。

 1日の平均視聴時間は、【テレビ】はコロナ禍前で122分、現在は123分(少数点以下、四捨五入/以下同)とほぼ変化なかった。コロナ関連のニュースばかりで見る時間が「減った」人と、在宅時間の増加に伴い見る時間が「増えた」人が両方存在することから、ほぼプラマイゼロとなった。特に「減った」との回答が多かったのは、10代の35.8%。「増えた」と回答している24.5%を上回る結果となった。その他の世代は「減った」人より「増えた」人の方が多く、全体ではコロナ禍前後でテレビの視聴時間が「増えた」人が19.6%、減った人は17.7%に。

 最も【テレビ】をよく見る理由について、「1番見るのが楽だから」(20代/女性)、「1番手軽」(40代/男性)「YouTubeやアマゾンプライム等、観るコンテンツは増えたけど、やっぱり連ドラやニュース・バラエティ等の番組の視聴はテレビが一番見やすい」(50代/女性)という意見のほか、「TVerとか使うようになったから」(10代/女性)、「コロナ禍になって家で思いっきり笑いたくてお笑い番組を見るようになったから」(20代/女性)、「しっかり見るというよりは、家にいる時間が増えたためながらみが増えた」(30代/男性)、「テレビを付けながらリモートワークを行なっている」(50代/男性)などのコロナ禍の生活の変化を受けた理由も。

 また、「コロナのニュースはやっぱりテレビが一番詳しいし新しい」(40代/女性)、「ネットニュースよりテレビのニュースの速報の方が情報が正確で速いから」(40代/男性)といい情報の正確性を求める声や、「やっぱりテレビが一番おもしろいから」(10代/女性)、「外出機会が減り家にいることで、テレビを観るようになったら改めて面白さに気づいたから」(30代/男性)、「NHKのドラマのクオリティの高さを改めて感じました」(50代/男性)「BSの番組を見るようになった」(60代/男性)といった、コンテンツの質の高さを再評価する声も寄せられた。

■若者に限らず、全世代でYouTube/VODの視聴時間増加 ラジオ増加率No.1は10代

 対して、【YouTube】はコロナ禍前の1日の平均視聴時間は35分だったが、現在は48分に。特に10代の52.8%が視聴時間が「増えた」と回答した影響が大きいが、20代以上も共通して30%以上が「増えた」と回答。【テレビ】は世代間で増減が分かれたのに対し、全世代において平均視聴時間の増加が見られた。以前は【テレビ】の方が1日平均30分以上長かった10代の視聴時間が、コロナ禍を経て、【YouTube】が逆転。20代以上はいまだ【テレビ】の方が長く見ている結果となったが、10代は【テレビ】の1日平均85分に対し、【YouTube】の96分が上回った。

 最も【YouTube】をよく見る理由については、「コロナの影響で、より一層気持ちが沈みがちになっていたが、YouTubeで聴ける音楽は共感できるものが多く、救われたから」(10代/女性)、「コロナのニュースにうつうつとすることが増えたので、YouTubeで好きなコンテンツ(食事・料理・旅行)を見るようになった」(20代/女性)、「コロナの影響で参入者が増え、結果的にテレビより面白いコンテンツが増えてきたから」(20代/男性)といったコロナ禍の影響による意見のほか、「テレビに飽きたから、暇な時は必ず見ている」(10代、女性)、「テレビで見たい番組が少なくなった」(40代/女性)、「テレビは偏向報道がひどく信用できないから」(40代/男性)、「テレビだと暗いニュースが多いが、YouTubeは番組を選べるから」(50代/男性)などのテレビから移行した動きも見られた。

 また、【VOD】の1日の平均視聴時間も全体で13分から24分に増加。こちらもやはり10代が大きく29分増加しているが、全世代で増加が見られた。さらに、【ラジオ】の聴取時間も26分から27分に微増。40~50代にほとんど変化はなかったが、10代の約2割がラジオを聴く時間が「増えた」と回答しており、視聴時間は平均5.5分増加。全世代で最も多い伸び率となった。


【調査概要】
調査時期:2021年6月9日(水)〜6月14日(月)
調査対象:計1000名(自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代〜60代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
※テレビは見逃し配信、録画を含む。
※ラジオはアプリ、ネット配信を含む。

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  • @「コロナのニュースはやっぱりテレビが一番詳しいし新しい」(40代/女性)//愚かで感情的なコメンテーターばかりで、新規感染者数しか言わずに重症化率や感染予防についてダンマリなのに?
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