ヘンリー王子夫妻、王室離脱後もチャールズ皇太子から多額の資金援助を受けていた

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2021年06月25日 11:11  Techinsight Japan

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父から多額の資金を受け取っていたヘンリー王子(画像は『Clarence House 2018年2月14日付Instagram「Today The Prince of Wales hosted a meeting in London to discuss how organisations can work to improve coral reef health.」』のスクリーンショット)
ヘンリー王子夫妻が王室離脱後の数か月間、チャールズ皇太子から多額の金銭援助を受け取っていたことが判明した。王子はオプラ・ウィンフリーのインタビューに出演した際、4月にあたる第1四半期に「家族から経済的に断絶された」と明かしていた。しかし報告書によると、送金があったのは王室離脱後から同年夏までだったと記載されている。

クラレンス・ハウスの年次財務報告書が英時間23日に発表され、チャールズ皇太子がヘンリー王子夫妻とウィリアム王子夫妻に総額450万ポンド(約6億9600万円)を送金していたことが明らかになった。ヘンリー王子に支援した期間は夫妻が2020年3月末に王室離脱後、移行期間に入った最初の4か月にあたる。

これらはヘンリー王子夫妻とウィリアム王子夫妻への活動資金として記載されており、通常は兄弟間で分配される。バッキンガム宮殿の情報筋は『The Sun』の取材に対し、ヘンリー王子夫妻に割り当てられた正確な金額についてのコメントを拒否したという。

クラレンス・ハウスのシニア広報担当者は、チャールズ皇太子は「ヘンリー王子夫妻の移行を支援するために、多額の資金を提供した」と話し、このように説明した。

「2020年1月にサセックス公爵夫妻が公務を行う王室ファミリーから離脱すると発表した際、『経済的に自立することを目指して努力する』と話したのは記憶に新しいところです。その資金は昨年の夏に途絶えてしまいました。夫妻は現在、経済的に自立しています。」

ヘンリー王子はオプラ・ウィンフリーのインタビューに出演した際、「2020年の第1四半期に、家族から経済的に断絶された」と語っていた。英国の会計年度の第1四半期は4月から7月までだが、報告書によると送金は夏まで行われていた。

両者の期間の食い違いについて、同じ広報担当者は「私はそれらに劇的な違いがあるとは認めません。お伝えできるのは、真実だけです」と答えた。

この件についてヘンリー王子の広報担当者は「時系列に違いはない。オプラのインタビューで王子は、英国で毎年4月に始まる会計年度の第1四半期について言っていたのだ」と主張、「これはサンドリンガムでの会合で合意を受けて移行期間が始まったのと同じ日で、クラレンス・ハウスが言及したタイムラインとも一致しています」と述べた。

ヘンリー王子夫妻は「Netflix」や「Spotify」と多額の複数年契約を締結したが、王子はオプラのインタビューでこれらは「自分達の経済的ゆとりを確保するため」と明かしている。

さらに母ダイアナ妃が「700万ポンド(約10億8000円)を遺してくれた。この遺産が無ければ、僕達はこんなことは出来なかったよ」と話していた。

王室離脱前、夫妻の共同資産は1800万ポンド(約27億8000万円)と推定されていたが、大手ストリーミングサービスなどとの取引により資産は大幅に増加するとみられている。

クラレンス・ハウスの広報担当者は、ヘンリー王子夫妻の王室離脱について「家族にとって非常に残念なことだ。しかしチャールズ皇太子は離脱が成功するように手助けをしたかったのです。サセックス公爵夫妻に相当額を割り当て、彼らの移行を支援したのです」と説明した。

画像は『Clarence House 2018年2月14日付Instagram「Today The Prince of Wales hosted a meeting in London to discuss how organisations can work to improve coral reef health.」』『Oprah 2021年3月7日付Instagram「Today’s the day.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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