小松マテーレ初の実店舗「モノーボ」がオープン、アップサイクルの新ブランドなど販売

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2021年06月25日 17:42  Fashionsnap.com

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mono-bo Image by: 小松マテーレ
小松マテーレが6月25日、初のリアル店舗型ファクトリーショップ「モノーボ(mono-bo)」を石川県能美市の本社横にオープンする。素材の企画から製造、販売までを一貫して行う工場直販型の店舗で、同じく本社横にある建築家の隈研吾が手掛けたファブリックラボラトリー「ファーボ(fa-bo)」の関連施設として運営。DtoC事業の拡大を目指し、モノーボを通してオンラインと実店舗の両方から繊維の魅力を発信していくという。

 モノーボは2フロア構成で、1階で体験型工房「マテラボ(mate-labo)」とカフェスペース「マテカフェ(mate-café)」を展開するほか、オリジナルショップ「マテプラ(mate-pla)」が1階の一部と2階で営業。SDGsの観点から同社が今年策定した「小松マテーレ・サスティナビリティ・ビジョン(2030年に向けた行動目標)」に基づき、「サステナブルなモノ作り」をテーマに運営する。
 1階のマテプラでは、新ブランド「マテモノ(mate-mono)」を中心にマスクやマスクインナーといった衛生用品を販売し、2階ではワークウェアやユニフォームを取り扱う。店内のディスプレイは使用済みのドラム缶などの資材を再利用したほか、プライスタグの紐とショッピングバッグは端材で製造するなどで環境に配慮。マテラボには小型の染色機を設置し、バッグの染色やTシャツに刺繍などを施すセミオーダーメイドサービスを提供する。マテカフェでは商品が完成するまでの間、製造工程を見学することができる。またカフェ店内には建築家の坂茂が手掛けたウイルスパーテーション「PPSA」を設置した。
 新ブランドのマテモノはアップサイクルをテーマに、製造過程で発生する端切れや廃棄予定の素材を用いて、素材の特性を活かしたアイテムを開発。カットロスが出ないようにデザインや生地の裁断方法を工夫したほか、1点ごとに染色することで余剰在庫の発生を抑える「製品染め」の技術を用いた。商品第1弾としてバッグを発売。ファーボの外観をイメージした「fa-boバッグ」(5500円)や、紐状にカットした抗ウイルス素材「エアロテクノ」の端材で編み上げたバッグ「あんだバッグ01」(3300円)、芝生の養生シートに使われるメッシュ素材を用いた透け感のある「すけるバッグ01」(大:3850円、小:3300円)、無縫製で編み上げたチューブ状のバッグ「のびるバッグ01」(3960円/全て税込)などをラインナップする。

■mono-boオープン日:2021年6月25日(金)住所:石川県能美市浜町ヌ 168-8営業時間:10:00〜18:00定休日:火曜日(年末年始、ゴールデンウィーク、お盆期間)
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