デンマーク代表は、前回ベスト4のウェールズ代表と対戦。今大会初先発のFWカスパー・ドルベリが2ゴールを奪い、88分にはDFヨアキム・メーレが追加点を決めて3点リードを奪う。ウェールズは90分にMFハリー・ウィルソンが一発退場となり、数的優位となったデンマークは後半アディショナルタイム4分にFWマルティン・ブライトバイテがダメ押しゴール。グループ敗退目前だったデンマークが、快進撃で4大会ぶりのベスト8進出を果たした。
好調のイタリア代表は、延長戦の末にオーストリア代表に勝利した。スコアレスで迎えた延長戦で95分にFWフェデリコ・キエーザ、105分にMFマッテオ・ペッシーナが得点を決めて、途中出場2選手の活躍で2点リードを得る。オーストリアは114分にFWサーシャ・カライジッチがヘディングシュートで一矢報いたが、試合はこのままイタリアが2−1で制し、4大会連続の8強入りとなった。
グループステージ3戦全勝のオランダ代表は、チェコ代表に敗れてベスト16敗退を喫した。スコアレスで迎えた55分にDFマタイス・デ・リフトがハンドで痛恨の一発退場。すると、数的優位のチェコはMFトマシュ・ホレシュとFWパトリック・シックの得点で勝利し、2大会ぶりに準々決勝へ駒を進めた。
FIFAランキング1位のベルギー代表は、前回王者のポルトガル代表を撃破した。42分にMFトルガン・アザールが強烈なミドルシュートを突き刺して先制点を奪うと、今大会5得点のFWクリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガルの反撃をシャットアウト。優勝候補対決を制し、2大会連続のベスト8進出を決めた。
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世界王者のフランス代表は、スイス代表に大金星を許してまさかの敗退となった。15分にFWハリス・セフェロヴィッチの得点でスイスに先制を許したが、55分にGKウーゴ・ロリスが気合のPKセーブを見せると試合は一転。FWカリム・ベンゼマが57分と59分に立て続けに得点を奪って逆転に成功した。さらに75分にはMFポール・ポグバが鮮やかなミドルシュートで追加点。しかし、スイスは終盤に魂の反撃に出て、81分にセフェロヴィッチ、90分にFWマリオ・ガヴラノヴィッチがゴールを決めて土壇場で追いつく。このまま延長戦でも決着はつかず、PK戦でフランスは5人目のFWキリアン・エンバペがGKヤン・ゾマーにセーブされて勝負あり。スイスがPK戦の末に世界王者を倒して、史上初のベスト8進出を果たした。
イングランド代表は因縁のドイツ代表をホームのウェンブリーで破った。均衡したまま迎えた75分にFWラヒーム・スターリングが先制点を奪うと、86分にFWハリー・ケインが待望の今大会初ゴールとなる追加点。このまま4試合連続の無失点で2−0の勝利を収め、2大会ぶりに準々決勝に進んだ。なお、ドイツ敗退により、強豪揃う“死の組”の全チームがベスト16で姿を消した。
ウクライナ代表は延長戦の末にスウェーデン代表に劇的勝利を収めた。27分にDFオレクサンドル・ジンチェンコの得点で先制したが、43分にMFエミル・フォルスベリの同点ゴールを許し、そのまま90分が終了。スウェーデンは98分にDFマルクス・ダニエルソンが一発退場になると、数的有利のウクライナは終了間際にFWアルテム・ドフビクが決勝ゴールを決めて勝利し、史上初のベスト8に進んだ。
■ラウンド16の結果
▼6月26日
ウェールズ 0−4 デンマーク
イタリア 2−1（延長） オーストリア
▼6月27日
オランダ 0−2 チェコ
ベルギー 1−0 ポルトガル
▼6月28日
クロアチア 3−5（延長） スペイン
フランス 3−3（PK戦：4−5） スイス
▼6月29日
イングランド 2−0 ドイツ
スウェーデン 1−2（延長） ウクライナ
■準々決勝の対戦カード
▼7月2日
スイス vs スペイン（サンクトペテルブルク／ロシア）
ベルギー vs イタリア（ミュンヘン／ドイツ）
▼7月3日
チェコ vs デンマーク（バクー／アゼルバイジャン）
ウクライナ vs イングランド（ローマ／イタリア）
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ヨーロッパのサッカーは１対１が激しく、格闘技みたいで楽しいね
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