ソフトバンク・千賀、復帰登板は3回途中10失点KO 東京五輪出場へ不安残す

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2021年07月06日 19:12  ベースボールキング

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ソフトバンク・千賀滉大 (C)Kyodo News
◆ 今季初登板で左足首を負傷、3ヵ月ぶりの復帰登板

 ソフトバンクの千賀滉大投手(28)が6日、敵地・ZOZOマリンでのロッテ戦に先発登板。3回に打者12人を送り込まれる猛攻を受け、自己ワーストとなる3回途中10失点でノックアウトされた。

 左足首の負傷から3ヵ月ぶりの復帰登板となった右腕。初回は先頭の荻野を中飛に退けたが、2番・藤原に左中間突破の三塁打を許したあと、3番・中村奨に左翼フェンス直撃の先制適時二塁打を浴びた。立ち上がりは直球中心の組み立てで150キロ後半を連発したが、空振りを奪えず粘られるケースが目立った。

 2回は下位打線を3者凡退に抑えたものの、3回は9番・田村に152キロの直球を右中間に弾き返され、一死三塁後、藤原に左中間への適時二塁打を浴び2失点目。続く中村奨には左前打でつながれると、その後、4番・マーティンに右犠飛、5番・レアードには右前適時打を許し4失点目となった。その後もロッテ打線に粘られ、二死満塁で8番・藤岡、打者一巡となった田村に連続となる押し出し四球を与え6失点目。なおも満塁で荻野に2点適時打を中前へ運ばれ8失点目。さらに二死一、三塁で藤原には右中間突破の2点適時二塁打を浴び瞬く間に0−10となった。

 右腕はここでノックアウトとなり、2回2/3で77球を投げ、9安打3四球を許しプロ入り後ワーストの10失点。調整不足を感じさせる登板内容で、降板後「まずは今日こうして3ヵ月ぶりにマウンドに上がることができたことに関して、僕に携わっていただいたすべての人に感謝したい。結果としては、チームが連勝していた中で、その雰囲気を壊してしまったこと、流れを止めてしまったことが悔しいし情けない。本当に申し訳ない」とコメントした。

 今季の千賀はふくらはぎのコンディション不良で出遅れ開幕は二軍スタート。4月6日の日本ハム戦(札幌ドーム)で今季初マウンドに上がったが、無失点投球を続けていた6回にピッチャー返しを処理した際に転倒。一連の動きの中で左足首を捻り負傷降板し、「左足首の靱帯損傷」との診断を受け長いリハビリ生活を続けてきた。

 前日5日には、一軍での復帰登板を待たずに東京五輪に臨む野球日本代表「侍ジャパン」への追加招集が正式決定。その状態に大きな注目が集まっていた。

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