イタリアは6日に行われたEURO2020準決勝でPK戦の末にスペイン代表を下し、決勝進出を果たした。7日に行われた準決勝もう1試合はイングランド代表がデンマーク代表に延長戦の末に勝利し、11日に行われる決勝戦の対戦カードが決定した。
イングランド代表戦を見ていたというヴェラッティは、同試合の決勝点の要因となったPK判定は「少し寛大なPKだったと思う。でも、それはサッカーの一部だ」との見解を明かしつつ、「イングランドは素晴らしい仕事をしたと思う。彼らは初めて決勝に進出した。それが多くのことを物語っている」とイングランドが困難な相手であることを強調した。
「彼らはこれまで1失点しか許してない。非常に堅実で、素晴らしい選手がいるバランスの取れたチームだ。彼らは決勝進出に値している。壮大な決勝になると思う。どちらか勝っても歴史を作ることになる」
「イングランドはとても肉体的なチームで、卓越したスキルを持つ選手もいる。とてもとても難しい相手で、彼らはよく知っているホームのスタジアムでプレーできる。でも、僕たちの夢は欧州王者になることだ。彼らのサポーターがいることは確かに影響を与えるかもしれないが、僕たちはプロフェッショナルだ。ファンがいっぱいのスタジアムでプレーすることがどのようなことかは理解している。ファンがいっぱいいるところでプレーできることは僕たちにとっても嬉しいことだよ」
「イタリアとイングランドの試合はいつも大きな試合だと思う。勝者は1チームだけで、それが僕たちになることを願っている。全力を尽くすよ」
9年ぶりの決勝進出を果たし、53年ぶり2度目の優勝を目指すイタリアと、悲願の初優勝を目指すイングランドの一戦は、11日にイングランドの聖地「ウェンブリー・スタジアム」で開催される。
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