ヘンリー王子はメーガン妃との結婚前から王室に不満を抱いていた 「なんで僕ではだめなの?」

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2021年07月09日 19:41  Techinsight Japan

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ヘンリー王子にはすでに不満が? 2015年3月セント・ポール大聖堂での礼拝にて
「ファブ3」(ファビュラス3)と呼ばれたウィリアム王子、キャサリン妃、ヘンリー王子は、ウィリアム王子の結婚以来度々公務を共にするようになり、イギリス王室のこれからを担う存在として高い注目と人気を集めていた。今なお人々の記憶に残るダイアナ妃の葬儀で母の棺の後ろを歩く兄弟の姿。母の死を乗り越え大きく成長した兄弟とその妻で構成されるファブ3を見て、次世代のイギリス王室の未来は明るいとさえ思われていた。ところがヘンリー王子がメーガン妃と出会い、結婚へ突き進んだことで事態は一変する。ヘンリー王子はまるで人が変わってしまったように、自分が生まれ育った王室を攻撃し始めたのだ。ヘンリー王子の家族との不和はメーガン妃との結婚が契機となった…そう囁かれるようになった。しかし実際には、それ以前からヘンリー王子の不満はくすぶっていたようである。『The Mirror』などが伝えている。

英ITVのドキュメンタリーで『ハリーとウィリアム‐何がおかしくなってしまったのか‐(Harry and William: What Went Wrong?)』が放送されたのは、英時間7月4日。1日にウィリアム王子とヘンリー王子が揃って母ダイアナ妃の銅像の除幕式に現れてから3日後のことであった。

番組内で王室に詳しいコメンテーターのカミラ・トミニーさん(Camilla Tominey)はこう証言している。

「ヘンリー王子は、英国王室内での自分の役割や彼の立場で受ける制約に対して、メーガン・マークルさんと出会う以前から不満を持っていた。」

「ヘンリー王子は、自分がウィリアム王子のスペアであるという認識があったのだと思う。だからこそ、自分の影響力を行使して善い行いをしたいという思いがあったのではないだろうか。ヘンリー王子はもしかしたら、ウィリアム王子の子供たち(ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子)によってさらに下位の王位継承順位へ追いやられる前に、『自分の人生も価値あるものである』と思えるようにしたかったのではないだろうか。」

カミラさんによれば、メーガン妃が彼の人生に登場する前にも、王室とヘンリー王子との間で多くの議論がなされていたという。

「これは僕ではだめなのでしょうか?」
「それを少しだけ違うやり方にできませんか?」

改革を望むヘンリー王子をさらに焚きつけるロケット燃料的存在となったのが、メーガン・マークルさんの存在であり、彼女との出会いによって急き立てられるようにヘンリー王子は改革を強く推し進めるようになったという。

3月に行われたオプラ・ウィンフリーとの対談で、ヘンリー王子は「王室内で自分の立場に囚われていた、メーガン無しには抜け出すことはできなかった」と心情を吐露し、世間に大きな衝撃を与えた。

「僕は王室という制度の中に囚われていた。けれども自分では囚われていることに気づいていなかった。王室の他のメンバーがそうであるように、自分が囚われていることに気づくことができなかったんだ。」
「僕の父と兄は、王室という制度の中に囚われていて、そこから抜け出すことはできない。ものすごく同情するよ。」

番組では「ハリーは兄のサポート役としての自分の役割に不満をためるようになっていった」とナレーションで語られている。エリザベス女王も自身の妹マーガレット王女の心情を理解し、同じ道を辿るヘンリー王子に理解を示していたと言われる。いつの日か国王となる兄の横で、ヘンリー王子はどんな思いを抱いていたのか。

画像2枚目は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年9月6日付Instagram「Today, we are excited to be able to announce details for the Duke and Duchess of Sussex’s upcoming tour to Africa!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Aya Nezu)

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