阪神が巨人との前半戦天王山初戦を降雨コールドで制す!秋山に1カ月ぶり白星「意地を見せたかった」

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2021年07月09日 21:02  ベースボールキング

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4勝目を挙げた阪神・秋山拓巳 (C) Kyodo News
◆ 矢野監督「天も味方してくれた」

 阪神が首位攻防となった巨人とのカード初戦を4−1でモノにし、ゲーム差を「3.5」に広げた。

 立ち上がりは阪神・秋山拓巳と巨人・戸郷翔征の投げ合いとなったが、3回裏に先頭の佐藤輝明が一塁手・ウィーラーの失策で出塁すると、今度は中野拓夢の遊ゴロを遊撃手・坂本勇人が後逸。併殺かと思われた場面が一転して無死一、三塁となり、一死後に近本光司の二ゴロの間に阪神が先取点を奪った。さらに糸原健斗がチーム初安打となる適時打をライト前に放って加点し、リードを2点に広げる。

 秋山は初回の内野安打以降、2回、3回、4回と三者凡退で切り抜けるピッチングを披露。5回、先頭のウィーラーに左翼ポール直撃のソロを許し、その後も二死一、二塁のピンチが続いたが、梶谷隆幸を右飛に仕留め、最小失点で切り抜けた。

 するとその裏、二死二塁から近本がセンター前に適時打を放って再び2点差とすると、6回にはマルテの16号ソロで加点。3点のリードを得た秋山は7回表、ウィーラーと松原に連打を浴びて無死二、三塁のピンチを背負ったが、雨脚が強くなったことで試合は中断となり、30分後に降雨コールドが宣言された。

 試合後、2安打1打点と活躍した糸原は「首位攻防戦ということで気持ちも入っていたし、しっかり打つことができてよかった。タイムリーを打って秋山さんを援護できてよかった」と語り、矢野監督は「天も味方してくれた」と、ピンチを迎えてのコールドに安堵の表情を見せた。

 また、3回で降板した前回登板から中4日で先発し、7回途中を81球、1失点で1カ月ぶりの白星と今季7勝目を手にした秋山は「ずっといいピッチングができていなかったので意地を見せたかったし、なんとか勝つことができて少しは意地を見せられたかな」と、その胸中を明かし、「真っ直ぐがしかり低めに入って自分らしい投球ができた。これをきっかけに、迷惑かけている分を取り返したい」と後半戦の巻き返しを誓った。

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