阪神が9回二死からの大逆転劇!その背景に“佐藤効果”!?

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2021年07月13日 07:23  ベースボールキング

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ベースボールキング

サヨナラ打に大喜びの阪神・大山(中央)とナイン=甲子園
◆ エモやんが挙げた2つの要因

 阪神が3点ビハインドの9回、二死一塁からの5連打でDeNAの守護神・三嶋一輝を一気に攻略。敗色濃厚な展開から一気に試合をひっくり返し、前半戦の首位ターンを決めた。

 阪神は先発の青柳晃洋が7回3失点と試合を作るが、打線の援護がなく7回を投げ切ったところで交代。しかし、9回二死一塁の状況からベンチスタートだった佐藤輝明が代打に送られると、甲子園のファンは一気にヒートアップした。

 その佐藤輝がヒットでつなぎ一、三塁とすると、近本光司、糸原健斗、マルテがヒットで続いて3−3の同点に。なおも二死一、三塁と一打サヨナラの場面で打席には4番・大山悠輔。大山は三嶋が投じた初球のスライダーを振り抜くと、打球は二遊間を抜け、甲子園は歓喜の渦に包まれた。

 同日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた江本孟紀さんは、「佐藤が出てきて、チームの雰囲気や球場全体の雰囲気が変わった。相手にプレッシャーがかかったところで、うまいことヒットが出て、そこから繋がるキッカケを掴んだ。これは佐藤効果」と述べ、スタメンを外れてもなお、ファンに大きな期待を抱かせるドラ1ルーキーの存在感に感嘆した。

 球場の雰囲気が変わったことで、「うまいこと後ろにつながって、甘い球を見逃さない繋がりの打線ができた。その結果、ピッチャーにもどんどん力が入ってきて、真ん中に甘い球が来ていた」と指摘。大山への初球については「ど真ん中だった。普通ならインハイに一発投げてというような余裕がなかった。どんどん、どんどん引き込まれてしまった」と振り返り、タイガース打線に関しては「少し停滞していたけど乗ってくるんじゃないか」との考えを示した。

 また、江本さんは「ゲームの流れは、何かすれば必ず変わるというものでもない」と前置きしつつ、「負けてても後半に出てきた中継ぎが3人ずつでパンパンっと抑えると、変わってくる。今日はその典型で、藤浪と及川のピッチングがよかった」と語り、8回と9回をそれぞれ3者凡退で終え、チームに流れが傾くきっかけを作った、藤浪晋太郎と及川雅貴のリリーフ陣にも賛辞を送った。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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