大谷翔平、激闘演じるも初戦敗退 日本人初の本塁打競争「楽しかったです」

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2021年07月13日 11:32  ベースボールキング

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激戦を終え健闘を称え合う大谷(手前)とナショナルズのソト
◆ ナショナルズの22歳・ソトと2度に渡る延長戦

 エンゼルスの大谷翔平選手(27)が12日(日本時間13日)、MLBオールスターゲーム前日の恒例行事、ホームランダービーに日本人選手として初出場。1回戦でナショナルズのフアン・ソト外野手(22)と対戦し、サドンデスまでもつれた激戦の末、28本対31本で敗れた。

 前半戦にメジャー全体1位を独走する33本塁打を放ち、第1シードとして登場した二刀流。今年亡くなったハンク・アーロン氏に敬意を示し、ほかのメンバーと同じく背番号44を付け打席に入った。1回戦は前半戦でシーズン11本塁打を放った第8シードのソトと対戦。先攻のソトは520フィート(約158メートル)弾を放つなど3分間で22本塁打を放った。

 後攻の大谷は序盤、打球がなかなか上がらず、1分40秒が経過した時点で5本。休憩中には花巻東高の先輩であるマリナーズ・菊池がドリンクを持ち援軍にかけつけた。休憩後に巻き返し22本でフィニッシュ。ソトと22対22で並び1分間の延長戦に入った。先攻のソトが6本を上乗せし、後攻の大谷も6本。再び並び今度は3スイング制のサドンデスに入った。ソトが3スイングすべてスタンドインさせたのに対し、大谷は初球をミスショット。最終的に31本対28本でソトに軍配が上がった。

 激闘のあとインタビューに応じた大谷は「延長、延長と、なかなかないことだと思うので疲れましたね。シーズン中はこんなに振らないので」と疲労困憊の表情。汗を拭いながら「楽しかったです。雰囲気も楽しめてます。いい経験になりました」と笑顔で答えた。明日のオールスターゲームには『1番・指名打者/投手』という史上初の二刀流仕様の特別ルールでスタメン出場予定。「明日は試合なので、それに向けて頑張りたいと思います。これから休んで明日に備えたいと思います」と意気込んだ。

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