ポールはヤマハの岡本裕生。渡辺、津田がフロントロウ／全日本ロード第5戦MFJ-GP鈴鹿 ST1000予選

7月17日、2021年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦 第53回MFJグランプリ スーパーバイクレースin鈴鹿のST1000クラス予選が三重県の鈴鹿サーキットで行われ、岡本裕生（BLUcRUニトロレーシング51ガレージ YAMAHA）がポールポジションを獲得した。

　いつもよりも一日早い木曜日から走行が始まり、二日間の練習走行が設けられた今大会。好調さを見せたのは渡辺一馬（Astemo Honda Dream SI Racing）、岡本裕生（BLUcRUニトロレーシング51ガレージ YAMAHA）、南本宗一郎（AKENO SPEED・YAMAHA）。3人ともに今季JSB1000やST600からコンバートしたST1000クラスルーキー組だ。

　予選日。ST1000クラスの予選は午後に設定された。朝から好天に恵まれた鈴鹿。午後には少し風が強まった。そんな中でセッションが開始して2分09秒104でリーダーボードのトップに立ったのは岡本。渡辺が2分09秒196と僅差で続く。そのふたりを追いかけた津田拓也（WestPower SUZUKI）は2分09秒692。

　セッション後半にタイムを更新するライダーはごくわずか。2分09秒832で4番手の渥美心（TONE RT SYNCEDGE4413 BMW）が自己ベストを更新して2分09秒745を記録したが、津田に届かず4番手にとどまる。

　上位3台のタイムは動かず、そのまま岡本がポールポジションを獲得。渡辺が2番手、津田が3番手というフロントロウになった。今大会からKR151 H（ハード）と呼ばれるフロントタイヤが投入されたが、岡本は使用しなかったという。

　スポット参戦しており、新型カワサキZX-10Rに乗る松崎克哉（MATSUBA RACINGPROJECT & RS-ITOH）は2分12秒847で20番手となった。