東京オリンピック女子サッカー競技のグループステージ第1節が21日に行われ、なでしこジャパン(日本女子代表)とカナダ女子代表が対戦した。
カナダが試合序盤から圧を強めると、勢いそのまま6分、クロスにクリスティン・シンクレアが合わせシュート。これはポスト直撃となったが、こぼれたところをシンクレアが自身で押し込み先制に成功した。
その後は日本も落ち着きを取り戻し拮抗した展開に。両チームとも決定機らしい決定機を迎えることができず勝負は後半戦へ。
後半に入ると日本は菅沢優衣香に代えて田中美南を投入する。すると49分、その田中が抜け出しGKと接触。一度は田中のファウルの判定となったがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入もあり一転PKのジャッジに。しかしこのPKはステファニ・ラベの攻守に阻まれた。
59分にはカナダにビッグチャンス。ゴール前の密集でボールがこぼれたところを押し込み、これがラインを超え得点となったかのように見えたものの、オフサイドの旗が上がり日本は胸をなでおろす形となった。
84分、縦パスに反応した岩渕真奈が抜け出しGKの横を抜くシュート。これがネットに収まりついに同点に追いついた。
一進一退の攻防が続いたが、このまま試合は終了。カナダと日本は痛み分けとなり勝ち点1を分け合った。次節、24日に日本はイギリスと、カナダはチリと対戦する。
【スコア】
日本女子代表 1−1 カナダ女子代表
【得点者】
0−1 6分 クリスティン・シンクレア(カナダ女子代表)
1−1 84分 岩渕真奈(日本女子代表)