現地時間19日、『Page Six』はヘンリー王子が自叙伝を出版する予定であることをスクープした。王室関係者は『Page Six』が報じるまでこの件を承知しておらず、まさに青天の霹靂だったという。『Page Six』が引き続き報じている。
王室関係者が『Page Six』に語ったところによれば、王位継承者であるチャールズ皇太子(72)は現地時間19日にヘンリー王子(36)の自叙伝が出版されるというニュースを耳にし、驚いていたという。
「誰も知らなかったのです。『Page Six』のニュースが出て大騒ぎになりました。」
ヘンリー王子は王室離脱以降、これまでインタビューなどで父親に反旗を翻してきた。今年の春に収録された米俳優ダックス・シェパードと女優モニカ・パドマンのポッドキャスト『Armchair Expert』でヘンリー王子はさらに踏み込み、父チャールズ皇太子によって遺伝子的な痛みと苦しみの連鎖に巻き込まれてきたと語ったことで大きな反響を呼んでいた。
王室に対するいわば反逆者となったヘンリー王子、まだタイトルの決まっていない自叙伝を既に執筆しており、来年に出版される予定という。
ヘンリー王子が自叙伝の中で、どういったことに触れているのかについてはまだ明らかになっていない。しかしヘンリー王子とメーガン妃(39)が2020年になぜ王室離脱するに至ったのか、そしてヘンリー王子の母であるダイアナ妃の死を王室がどう乗り越えたのかなどについてヘンリー王子が自らの思いを大いに語ることができるものとなるだろう。
だがこの自叙伝について、もしヘンリー王子が兄ウィリアム王子(39)に話していなかったとすれば、再び兄弟が顔を合わせる時に事態はややこしくなるかもしれない。そしてその機会はすぐに訪れそうである。今月1日に除幕式が行われた故ダイアナ妃の銅像を祝してのメモリアルイベントが、9月に予定されている。ヘンリー王子と共にメーガン妃もこのイベントのため渡英するのではないかと噂されているが、この件に関しての計画は現在宙に浮いている状態だという。
父チャールズ皇太子や兄ウィリアム王子にも自叙伝執筆について知らせていなかったと報じられたヘンリー王子だが、祖母エリザベス女王には伝えていたと思われている。
サセックス公爵及び公爵夫人のスポークスマンは、ヘンリー王子がこういったプロジェクト(自叙伝の出版)などについてバッキンガム宮殿からの許可を得ることが求められているわけではないと『Page Six』に語り、「ヘンリー王子は“ごく最近”この自叙伝について個人的に家族と話をした」と付け加えた。
初稿は既に書き終えていると報じられたヘンリー王子の自叙伝は、2022年後半に出版予定とされている。今後この自叙伝の内容が明らかになるにつれて、ヘンリー王子と王室との関係は改善するのか、さらなる悪化を迎えるのか。エリザベス女王やチャールズ皇太子の反応や続報も引き続き注目を集めるだろう。
(TechinsightJapan編集部 Aya Nezu)