東京オリンピック男子サッカー競技のグループステージ第1節が22日に行われ、日本と同組のU−24メキシコ代表とU−24フランス代表が対戦した。
メキシコは17分、アレクシス・ベガがエリア内で相手DFを振りぬき右足でシュートを放つ。しかし相手DFがなんとか右足を伸ばしてクリアし、ゴールラインを割ることができない。
19分にはメキシコのディエゴ・ライネスがエリア内をドリブルで強引に突破。しかしクロスはシュートまで結びつかず得点とはならない。
一方のフランスは28分、アンドレ・ピエール・ジニャクが頭で放ったループ気味のシュートはGKギジェルモ・オチョアがキャッチ。続く30分、アルノー・ノルダンが右足を振りぬくも再びGKオチョアに阻まれる。
スコアレスで迎えた後半の46分、セバスティアン・コルドバが後ろからの浮き球にしっかりミートさせて丁寧なシュートを放つ。しかしボールはゴールポストを叩く。するとその直後の47分、ライネスのクロスにベガが頭で合わせてゴールネットを揺らし、メキシコが先制に成功する。
リズムを掴んだメキシコは怒涛の攻撃を仕掛ける。55分、相手DFの足が止まった隙を突いてコルドバが抜け出すと、そのままGKとの1対1を制して追加点を挙げた。
反撃に出たいフランスは67分にPKを獲得。ジニャクがキッカーを務めると、右隅に強烈なシュートを突き刺してフランスが1点を返した。
メキシコは80分、途中出場のカルロス・アルトゥナが右サイドからドリブルで突破し左足でシュート。これは見事ゴールに吸い込まれ再びフランスを2点差に突き放した。
さらに終了間際の90分、相手のパスミスからエドゥアルド・アギーレが右サイドを深くに侵入。最後は角度のないところからシュートを突き刺し4点目を挙げた。
試合はそのまま終了し、メキシコがフランスに4−1で勝利。メキシコは25日に第2節で日本と対戦し、午後8時にキックオフを迎える。
【スコア】
U−24メキシコ代表 4−1 U−24フランス代表
【得点者】
1−0 47分 アレクシス・ベガ(U−24メキシコ代表)
2−0 55分 セバスティアン・コルドバ(U−24メキシコ代表)
2−1 68分 アンドレ・ピエール・ジニャク(PK/U−24フランス代表)
3−1 80分 カルロス・アルトゥナ(U−24メキシコ代表)
4−1 90分 エドゥアルド・アギーレ(U−24メキシコ代表)