武井壮さんが高校生アスリートに授けた犲个畩絖瓩龍気─峩枋イ蓮△曚阿気覆ぁ廖峪邱腓禄乎罎靴覆ていい」

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2021年07月24日 07:00  ウィズニュース

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写真部活生を応援するYouTube番組「部活ピーポー全力応援!ブカピ!」で、高校生たちとのオンライン収録に臨む武井壮さん=2021年7月、朝日新聞社、今村優莉撮影
部活生を応援するYouTube番組「部活ピーポー全力応援!ブカピ!」で、高校生たちとのオンライン収録に臨む武井壮さん=2021年7月、朝日新聞社、今村優莉撮影

陸上10種競技元日本王者でタレントの武井壮さんは、食事のコントロールや、自分のコンディションをデータ化して研究をした結果、2年半の競技経験で日本一に上り詰めました。そんな武井さんが、2年ぶりの開催となる高校生最大のスポーツの祭典、インターハイ(全国高校総体)に臨む選手たちの悩みに答えました。「緊張をなくすには?」という問いには「緊張はほぐさないし、なくさない」と回答。「百獣の王」からは、斜め上をいく教えが飛び出しました。(構成・ブカピ 今村優莉)

【写真】武井壮さんの引き締まった体、タレントになっても全然変わらない筋肉

自分をデータ化、2年半で日本一に
武井さんは、野球が得意な兄の影響で、野球部が強い中学に入り、高校でも硬式野球部にはいって甲子園やプロ入りも夢見ていたそうです。しかし、家庭の事情で両親と暮らせず、「お金がなくて部活の道具を買うのも無理だった」という苦しい学生時代を過ごします。

入学した中学では当時、成績でトップになれば学費がかからなくなるため、勉強のため、スポーツの道を一度は諦めたと明かします。

高校では地理歴史研究部に所属したものの、いつか「最短の時間で、最高の成績をおさめる」ことをめざし、食事のコントロールや、自分自身の体のコンディションについて徹底的にデータ化して研究を続けていたそうです。その成果は、大学時代、たった2年半の競技経験で日本一にまで上り詰めたことで証明されました。

そんな異色の経歴を持つ武井さん。部活生を全力応援するYouTubeチャンネル「ブカピ」の番組で企画されたインターハイ特集で、選手から寄せられた質問に答えたり、熱くトークを交わしたりしました。

「緊張は最高のパートナー」
大阪・近畿大付属高校バスケ部キャプテンの竹宮聖太郎さんは「大事な試合の前の気持ちの持っていきかた」について質問しました。

武井さんは「特別なことは何もない。大事な試合の日はそれまでどれだけ積み重ねてきたかで勝負は決まっている」。「どれだけ気持ちが強くても、練習が足りなければ負けるし、すべての力が他の選手を上回っていれば気持ちがどうでも絶対に勝てる。試合の直前まできたら、いままで積み重ねてきた自分を信じて試合に向かうのが一番」とエールを送りました。

その上で「もし負けても、気持ちが整わなかったせいだと思わないで。もうこれ以上できることはないというくらいまでやれば、あとは試合で出し切るしかないという気持ちになれるから、その日までを精いっぱいやってほしい」とアドバイスしました。

栃木・矢板中央高校サッカー部の島崎勝也さんは「大事な試合になると緊張する。緊張のほぐし方、なくす方法を教えてほしい」。

これに対し、武井さんは「緊張はほぐさないし、なくさない」と返答。

「一回も練習したことがないスポーツの試合に出ても緊張しないでしょう。積み重ねていないから緊張しようがない。でも緊張するのは、その日までに努力してめちゃくちゃ積み重ねてきたから。勝ちたいという思いが詰まっているから」

「緊張はマイナスにとらえられるけど、自分が積み重ねてきた分だけ高まるものなので、努力の証しなんです。足が震えるほど緊張するとき、過去最高の自分が出せる時がきたんだという思いで臨むことできるんです。緊張は自分を奮い立たせる最高のパートナーなんです」と返しました。

武井さんのアドバイスが特に白熱したのが、同じ陸上に取り組んできた東大阪敬愛高校陸上部との場面でした。

東大阪敬愛高校陸上部は、インターハイのマイル(4×400m)リレーで12年連続入賞し、9度の優勝を誇ります。女子の総合優勝回数は7回と、まさに高校陸上を引っ張る存在です。

番組には同部から、インターハイへの出場が決まった2人の3年生キャプテン河内瀬桜(かわち・せな)さん(18)と大津有生(ゆい)さん(17)、1年生の小沢有希乃さん(15)が出演しました。

河内さんは、インターハイで5日間、400m、400mハードル、800m、マイルリレーの4種目に出場します。

5日間で4種目出場というスケジュールに、武井さんは「陸上でもっともきついのではないかと言われる四つ。10種競技やっていたとき、2日間で朝から晩まで五つの種目をこなした僕も、この種目を5日間でこなす体力は磨いていない。本当にリスペクトします」と手放しで絶賛しました。

河内さんが「大会記録、日本記録の更新を目指して優勝したい」と、インターハイ4冠を目指していると話すと、「インターハイ4冠! すごさを例えると、野球で甲子園に出て、1人で全試合に先発して、完封して、全試合でホームラン打つくらいのすごさ」と驚きを見せました。

陸上の名門、並々ならぬ意気込み
実は、河内さんのインターハイにかける並々ならぬ意気込みには、理由がありました。

高校1年生の時に出場した沖縄でのインターハイ。河内さんはマイルリレーの準決勝に第2走者として出場しました。東大阪敬愛高校陸上部にとってマイルリレーは、2006〜2018年に優勝9度を含め、すべて3位以内というまさにお家芸です。ところがその年、河内さんが走行中に転倒していまい、チームは準決勝敗退。それまで続いていた12年連続入賞の伝統が途切れてしまいました。

自分を責め、「先輩たちに申し訳なく、陸上をやめたいとまで思った」ほどつらかったという河内さん。周りの人たちの支えもあり、だんだんと自信を取り戻すことができて、陸上を続けてきました。

しかし、リベンジをかけて臨んだ昨年、こんどは新型コロナウイルスの影響でインターハイそのものがなくなってしまいました。代替大会として開かれた「全国高校大会」では雪辱を果たして優勝したものの、やはりインターハイに対する思いは格別です。

自分の転倒で敗退してしまったチームのため、新型コロナの影響で悔しい思いをした先輩のため、支えてくれたすべての人のため、今年のトラックに全力で挑みます。日々の過酷な練習も苦にならないと話しました。

そんな河内さんは、陸上の元チャンピオンでもある武井さんに「5日間で集中力を保つには?」と質問しました。

武井さんは、河内さんの大会に対する思いを知り、「試合の当日は集中しなくていいです。このインターハイのスケジュールを上回る練習量を、あなたはこなしているはず。1日で400(メートル)を3本走っても、絶対タイムをそろえられているってくらい。この強豪校でこの種目数で出場できることで、すでに準備は出来ていると思う」

「『on your mark』と言われるその瞬間までリラックスして、きょうまでこの種目を戦うために山ほど練習してきたじゃん、わたし、と。そう感じて会場の雰囲気を楽しんだり、景色を楽しんだりしてリラックスして。最高に楽しい5日間を、一生の思い出として語れる5日間を過ごして欲しい」と激励しました。

「スポーツは、最高の遊びであり最高の修行」
高校生たちと話し、「懐かしい気持ちが盛り上がってきて僕も心拍数あがった」という武井さん。

「スポーツは、自分の積み重ねてきたものが大きい分、自分の心にも負荷がかかる。でもその分、それに負けまいと思うような力が生まれてきて、成長できる。最高の遊びであり最高の修行です」

「高校生のみなさん、インターハイが全力で戦ってその日のレースの緊張感を心に記憶して、今後の人生を頑張ってほしいと思います」と、まもなく全国の舞台に立つ若きアスリートたちにエールを送りました。

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